鶴澤 探鯨(つるさわ たんげい)の掛け軸買取を実施中!【SATEeee掛け軸買取】へ

1. 鶴澤 探鯨の作品を売りたいお客様へ

鶴澤探鯨は、江戸時代中期に活躍した絵師で、父鶴澤探山を祖とする鶴澤派の2代目にあたる人物です。ともに狩野派にあたる系列で、父とともに上洛し、禁裏の御用を務めたことでも知られています。

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2. 鶴澤 探鯨についての解説

鶴澤探鯨は、若くして父とともに禁裏の御用を務めた事から、父鶴澤探山から江戸狩野派様式を学んだことが推測されます。後の中御門天皇となる慶仁親王御所を始め、宝永度禁裏御所や近衛尚子女御御所、後に桜町天皇となる昭仁親王御所の障壁画制作に携わりました。父探山が探幽様式を守った画風の半面、鶴澤探鯨は江戸狩野派様式を基調としつつも京狩野風や大和絵風、あるいは琳派風の作品も描く多彩性がみられます。

3. 鶴澤 探鯨の歴史

鶴澤探鯨は、後の鶴澤派の祖となる鶴澤探山の子として生まれ、10代前半といった若さで、東山天皇の勅書により上洛すると京都に居を構え、父とともに禁裏の御用を勤めました。鶴澤探鯨の作風が多彩なのも、若くして京都に残る名品を見て学ぶことができたのが、かなり影響を与えていたと思われます。1728年には法橋叙任を受け、翌年に父探山が亡くなった後も、引き続き二条舎子女御御所や一条富子女御御所障壁画を手掛けました。こうして、探鯨の多様な画風はそれ以降、鶴澤派画風の基調として受け継がれていくことになるのです。

4. 鶴澤 探鯨の代表作

  • 桜雉子・梅金鶏図屏風
  • 琴棋書画図屏風
  • 白鷹図(1756年)
  • 瀟湘八景図屏風 (1768年)
  • 瀟湘八景図屏風

5. 鶴澤 探鯨の作品の買取査定ポイント

鶴澤探鯨の作品の中には、父鶴澤探山との共作といった作品もみられます。江戸時代中期の絵師ということもあり、大ぶりで保存状態の良いものは、高値で取引きされることも多いといえます。査定ポイントとしては、入手経緯やルートがはっきりしていること、付属品あるいは付属部の保存状態も加味していく必要があります。

代表的な査定ポイント
  • 保存状態の良しあし (シミ、カビ、しわ、破れ、日焼け、色落ち、虫食いなど)
  • 共箱・箱書きの有無
  • 取引きの市場価格相場
  • 付属品あるいは付属部の保存状態

6. 鶴澤 探鯨の作品の取引相場価格

オークションに出品される鶴澤探鯨の作品のほとんどは掛け軸で、比較的お手ごろな価格で出品されていることもあります。真作とされる題 雉は掛け軸で、横460×縦1300㎜の大きさで雌雄のキジと竹が描かれており、縁起の良い掛け軸としてを求めいただけます。入札価格もお手ごろで、10,000円からの開始となっています。

7. 鶴澤 探鯨の作品の買取についてのまとめ

最近オークションでは、真贋の見極めが可能な真作といった表記が見受けられます。鶴澤探鯨の作品も同様で、真作といった表記はかなり信頼性の高いものとして評価できるでしょう。