鶴沢 探山(つるさわ たんざん)の掛け軸買取を実施中!【SATEeee掛け軸買取】へ

1. 鶴沢 探山の作品を売りたいお客様へ

後に、鶴澤派といった絵師集団を形成する基礎となったのが、鶴沢探山であり鶴澤派の祖としても知られた人物です。出身は江戸、あるいは京都と言われていますが、京都で活躍した経緯をみると京都出身ではなかったかと推測されています。

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2. 鶴沢 探山についての解説

鶴沢探山は、狩野探幽に師事し、狩野派の探幽四天王の一人にも数えられるほどの人物です。息子鶴澤探鯨も絵師で、元禄年間の頃に東山天皇の勅書により、まだ10代そこそこであった息子探鯨を伴い上洛します。江戸狩野派の技能を色濃く残し、狩野探幽とよく似る画風は、広めの余白で構図を簡略化し、少ないタッチで大賞を描き出しているのがその特徴です。興味ある逸話に、探山の山の字を幽に置き換えて、探幽の作品としたという話しもあり、実際にそうした作品が見つかっているケースもあるようです。

3. 鶴沢 探山の歴史

幕末まで続く、鶴沢派の開祖となった鶴沢探山ですが、その実力が花開いたきっかけは、元禄年間に送られて来た東山天皇の勅書によるものが大きいといえます。探山は、当時まだ10代前半であった息子探鯨を伴い上洛すると、宮中絵師として活躍していきます。その活躍のほどは、数々の御所障壁画を制作したことで、後世にも伝えられる事となりますが、残念ながら現存する障壁画が少ないため、作品自体はあまり多く残されていません。1724年に法眼に叙されますが、その5年後に 75歳で死去、その後は息子の鶴沢探鯨が後を継ぐ事となりました。

4. 鶴沢 探山の代表作

  • 寿老人松鶴竹鶴図(1712年)
  • 溌墨山水図屏風(1719年)
  • 押絵貼図屏風(1721年)
  • 鶴図 (1724年)
  • 鉄拐・山水図

5. 鶴沢 探山の作品の買取査定ポイント

宮中絵師であった鶴沢探山の壁画図が、あまり残されていないのは残念な事ですが、オークションなどには掛け軸などに鶴沢探山の作品を見ることができます。査定ポイントとしては、鶴沢派の初代ということもあって、保存状態のあまり良くないものも出回っています。真贋の見極めが大切な要素となりますが、入手経緯やルートなども確認しておくとよいでしょう。

代表的な査定ポイント
  • 絵画作家の歴史
  • 作者の知名度や代表作
  • 署名あるいは落款が押されているか
  • 共箱・箱書きの有無
  • 真作であること

6. 鶴沢 探山の作品の取引相場価格

オークションに出品されている、鶴沢探山の作品を見ると掛け軸が多く見かけられます。真作として出品されている掛け軸に、題名 画賛 絹本の寸法横69㎝ 縦25㎝の大きさで、有明月に鴈が三羽といった構図で法眼の名称がみて取れますので、探山晩年の作品であることが見て取れます。落札開始価格として、121,000円からのスタートとなっています。

7. 鶴沢 探山の作品の買取についてのまとめ

オークションなどでは、鶴沢探山の掛け軸が比較的みられます。状態の良しあしは、取引きの市場価格相場に影響を与えますので、写真などでよくわからない情報などは、直接出品者に尋ねてみるとよいでしょう。