椿 椿山(つばき ちんざん)の掛け軸買取を実施中!【SATEeee掛け軸買取】へ

1. 椿 椿山の作品を売りたいお客様へ

古美術の世界では、あまりにも有名な椿椿山ですが、主に花鳥画や人物画を得意とした椿山は、江戸時代後期に活躍した日本の文人画家です。絵師の腕前もさながら、武道にも秀でていた椿椿山は俳諧・煎茶にも通じ、笙の名手としても知られた文化人でした。

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2. 椿 椿山についての解説

椿椿山は、渡辺崋山を生涯の師として仰ぎ、崋山の作風をよく受け継いでいると言われています。崋山門下に入門したての頃は、同門の徒から不器用と言われていましたが、そうした言動に負けず努力を重ね続ける姿を見て、師崋山は彼は後にに必ずなお残すであろうと言わしめいた逸話も残っています。古美術階でも人気のある椿椿山ですが、師の作風を受け継ぎながらも、柔軟な筆遣いと温和な彩色に特質がみられるのがその特徴と言われます。

3. 椿 椿山の歴史

父親は、旗本槍組同心・椿嘉左衛門定重で、二男二女の末子として江戸で生まれ育ちました。兵学は平山行蔵に学び、代々世襲性である槍組同心といった必要性もあり、槍術・居合(片山流抜刀法)・馬術などの武術も学びました。勤務を行いながら、画を志した椿椿山は、金子金陵に就いて沈南蘋風の花鳥画を学び、谷文晁に一時師事した後、同門の渡辺崋山を慕い崋山塾に入門することになります。10代の頃から槍組同心として仕えていた椿山は、早い時期にこれを辞職すると、画業と学問に専念することになります。

4. 椿 椿山の代表作

  • 山海奇勝図(1827年)
  • 根津宇右衛門像(1835年)
  • 久能山真景図 (1837年)
  • 蘭竹図屏風(1852年)
  • 渡辺崋山像(1853年))

5. 椿 椿山の作品の買取査定ポイント

椿椿山は穏やかで寡黙であり、誠実な人柄として知られていました。作風もそうしたが多く、花鳥画や虫獣画・人物画を得意としており、名品が多いといわれるのも椿椿山の生真面目さを表したものとも取れます。椿山は人気画家なだけあって、贋作も多く存在しています。偽物をつかまないためにも、いくつかの代表的なチェックポイントを注視しておきましょう。

代表的な査定ポイント
  • 絵画作家の歴史
  • 作者の知名度や代表作
  • 入手経緯やルートがはっきりしていること
  • 署名あるいは落款が押されているか

6. 椿 椿山の作品の取引相場価格

人気画家なだけあって、椿椿山の作品はさまざまなオークションで見かけられるようになってきました。真作として出品された作品の中に、題 花鳥図がありますが大きさは、横約54.5㎝×縦約126㎝  表層 横約67㎝×縦約190㎝で、躍動的な雀と野に咲くユリの花とボタンの色調は、遊び心のある素晴らしい作品に仕上がっています。入札は50,000円からと、かなりお手ごろな価格帯となっています。

7. 椿 椿山の作品の買取についてのまとめ

古美術階でも、定評のある椿椿山の作品は、重要文化財や重要美術品も多く、一点で数百万の値がつけられていることもあります。しかし、小ぶりな掛け軸はお手ごろな価格も多く、意外と手に入れやすいと言えるでしょう。