浦上 玉堂(うらかみ ぎょくどう)の掛け軸買取を実施中!【SATEeee掛け軸買取】へ

1.浦上 玉堂を売りたいお客様へ

浦上玉堂は江戸後期に活躍した文化人として名を馳せています。藩邸に生まれながら、脱藩してまで詩や琴、絵に魅了された人物です。絵については独学で学び、その奔放不羈な性格が功を奏したのか豊かな作品を次々と生み出しました。なかでも浦上玉堂が描いた『凍雲篩雪図』は国宝として収蔵され、他数々の作品が重要文化財として登録されていることでも有名です。

1.浦上 玉堂の掛け軸作品をお持ちで売りたいお客様へ

岡山藩の支藩鴨方藩の藩邸に生まれた浦上玉堂。武士の道として励み出世する中で、琴や詩、書画などの学芸や教養を身につけていきました。やがて脱藩し画家として生活するために岡山へと移り住みました。そのことも関係し、岡山県立美術館にて展示されている260点の作品の中には浦上玉堂の掛け軸も複数展示されています。その他全国各地の美術館に収蔵されていることからもわかるように、浦上玉堂は数多くの作品をこの世に遺しました。山水、木々といった自然風景の水墨画を得意とし、筆のリズムや墨の濃淡が瑞々しい作風が特徴です。

このページの目次

2.掛け軸作家「浦上 玉堂」についての概要

浦上玉堂は若年より学問、詩文、七絃琴などに親しむ文化人でした。諸藩の役職である大目付を勤めるほどの上級藩士でしたが、その頃から琴詩書画といった芸術制作に明け暮れる日々を送っていたことに周囲は良く思ってはいませんでした。50歳を機に2人の子どもを連れ、武士から脱藩しています。その後は絵画と七絃琴の創作と練習に勤しみ、文人画家として生活を送ります。60歳以降は出来栄え良く遺る作品が多く、玉堂が亡くなる75歳最期の年には、小説家の川端康成の愛蔵品、国宝・重要文化財としても知られる『凍雲篩雪図』を制作しています。

3.掛け軸作家「浦上 玉堂」の生い立ちや歴史

秋色半分図(1818年)
凍雲篩雪図(1820年)
山中結廬図(1972年)

4.浦上 玉堂の掛け軸作品の代表作一覧

浦上 玉堂の真作であることを決定づけるためにも、保証書や鑑定書があれば価値が上がります。自然風景画を複数描いてきた浦上 玉堂の作品の中でも、奥行きがある作品は高く売れる可能性があります。

代表的な掛け軸作品の査定ポイント
  • 浦上玉堂本人が作成した掛け軸であるかどうか(証明書や鑑定書があると尚良し)
  • 作者本人を示す印の有無
  • シミや破れといった傷みの度合い
  • 紙の素材も査定に入る
  • 墨の濃淡から成す奥行きの表現方法
  • 軸先の素材

5.浦上 玉堂の掛け軸作品の買取査定ポイントのご案内

『翁画夏景山水図』は9万円の値がついています。軸寸法は縦190.2cm×横50.5cmであり、覚書と箱も付属した作品です。箱の蓋裏には銘と印があり、多少のシミがある場合でもこの価値がついているのは作風にあり、浦上玉堂らしい力強い筆運びが特徴です。『樹下高士閑居図』には2万9千円の値がつきました。軸寸法は縦161cm×横39.3cm、真作として証明できる箱は二重箱で箱書きがある作品です。浦上玉堂の作品の中では珍しい、木を際立たせるためにも背景は全て薄墨で描かれています。こちらの掛け軸では軸先に鹿角が使われています。

6.浦上 玉堂の掛け軸作品の取引相場や取引参考価格

浦上玉堂は岡山で画家の人生を過ごし、岡山県立美術館にて複数作品が収蔵されています。有名な『凍雲篩雪図』は全国の美術展で巡回されるほど人気が高い画家です。浦上玉堂の掛け軸の中には国宝や重要文化財として登録されている作品もあり、まだ世に出回っていない作品が見つかれば、数十万円以上の高値がつく可能性があります。

その他の掛け軸について