王 時敏(おう じびん)の掛け軸買取を実施中!【SATEeee掛け軸買取】へ

1.王 時敏の掛け軸作品をお持ちで売りたいお客様へ

王時敏は中国、明末清初の画家です。四王呉惲(ごうん)のうち最年長者であり、また董其昌(とうきしょう)、陳繼儒、王思任、楊龍友、黃公望、倪瓚、王時敏、夏雲鼎、孔尚任とあわせて金陵九子とも呼ばれています。王時敏は古法に則した正統南宗画の山水画を確立しました。中国絵画では「古に倣う」ことは書画創作において重要な理念であるため、典型主義を受け継いだ王時敏の画風は高く評価されています。

このページの目次

2.掛け軸作家「王 時敏」についての概要

王時敏(1592年〜1680年)は江蘇省太倉出身。幼名は賛虞。字は遜之(そんし)、号は烟客(えんかく),西田主人,晩年に西廬(せいろ)老人。董其昌に師事し、清初画壇に多大な影響を与えました。制作活動と同時に、卓越した見識を持っていたことから名画を多数収集しました。さらに、多数の後進をも指導したことから画壇に大きな勢力をもちました。弟子に王翬(おうき)、孫の王原祁(おうげんき)がいます。

3.掛け軸作家「王 時敏」の生い立ちや歴史

王時敏ら四王呉惲は古人の筆法に倣って作画することを提唱し、その立論や完整な画風は清代宮廷絵画様式の基礎になりました。王時敏は画壇の指導的役割を果すとともに、清代の山水画や文人画の発展に生涯徹しました。

4.王 時敏の掛け軸作品の代表作一覧

  • 仿山樵山水図(1665年)
  • 杜甫詩意画冊
  • 西田集
  • 西廬画跋
  • 王奉常書画題跋

5.王 時敏の掛け軸作品の買取査定ポイントのご案内

王時敏の作品は人気が高いだけに昔から、工芸印刷、手彩色の木版画といった偽物も多いです。鑑定が非常に難しい作家ですが、日本の百貨店や画廊などで目録や証明書付きで購入された作品であれば価値が保証されています。まずは王時敏本人の真作であるかどうかが大きなポイントです。また保存状態は良いか、制作された年代やタイトルがはっきり分かっているかなどの一般的な骨董品の査定基準ポイントもあてはまります。

代表的な掛け軸作品の査定ポイント
  • 王時敏本人の作であるかどうか(証明書や鑑定書があればなお良い)
  • 作者の署名(銘)があるか
  • 保存状態は良好か(欠けなどはないか)
  • 軸や画の素材は何でできているか
  • 付属品は揃っているか(共箱・共布・栞などが残っているか)

6.王 時敏の掛け軸作品の取引相場や取引参考価格

王時敏の真作の掛け軸『號烟客(170cmx41cm)』は78件もの入札を集めて71,000円で落札されました。山水画などの掛け軸のほか仏手形硯など愛用品も高い価格で取引されています、

7.王 時敏の掛け軸作品の買取についての情報まとめ

画家として著名であると同時に、指導者的立場としても才能を発揮した王時敏。清初正統派の中心的画家として王時敏の作品は現代でも人気があります。王時敏の作品は描写力の高さにも定評があり、肉筆画であることが保証されると高値がつく可能性があります。

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