山田 道安 (やまだ どうあん)の掛け軸買取を実施中!【SATEeee掛け軸買取】へ

1. 山田 道安の作品を売りたいお客様へ

山田道安は16世紀豊臣秀吉や織田信長が、隆盛を誇っていた時代に活躍した武人画家であり、大和山田城主です。本名は順貞出家して道安となり、その子順清、さらに孫順知へと同じ号が引き継がれていきました。親子三代にわたって画を志しましたが、現存するのは1枚だけです。今回は画家山田家一族をとりあげます。

このページの目次

2. 山田 道安についての解説

山田道安は親子3代の通称名になっており、それぞれに水墨画の名手として知られているものの、現存している作品は初代と次の代の順清の作品です。水墨画が武将の間で親しまれ始めた時代です。順貞は出家後に焼け落ちた東大寺の特に大仏修復にも関わっており、氏が修復した仏頭が現在奈良国立博物館に残されています。彫刻にも秀でていた今でいうマルチ人間だったのです。

3. 山田 道安の歴史

初代山田道安こと山田順貞は、現代の天理市山田町に拠点を構える豪族の1人で、本名は山田民部大輔順貞です。平城王子の末裔であると伝えられています。嫡男の順清はわずか32歳で戦死していますが、父と共に優れた水墨画家として知られています。東京国立博物館には、道安作の鍾馗図が保管されています。室町時代に描かれた紙本墨画淡彩で、重要文化財に指定されています。晩年の10年は道安親子が眠る菩提寺で余生を過ごしています。初期は雪舟や周文に傾倒していましたが、やがて独自の世界を切り開いて行きます。

4. 山田 道安の代表作

  • 布袋之図
  • 樹下鐘馗図

5. 山田 道安の作品の買取査定ポイント

山田道安の作品は600年近く前に活躍していた画家である事と、戦国時代の真っただ中という時代的なものもあって、現存している作品はわずかです。したがって現代我々が目にできる作品は、国立美術館のみという事になります。もしも失われていた作品が新に発見されれば、センセーショナルなニュースです。買取ポイントとしてより現物に近い状態で保存されている物であればあるほど高額査定に繋がります。

代表的な査定ポイント
  • 色あせがないかどうか
  • 箱が綺麗かどうか

6. 山田 道安の作品の取引相場価格

山田道安の作品はさすがにどのオークションでも、見つからないのが現実です。骨董品専門店では山田道安作の買取も対象にしているので、骨董品や工芸品での相場をリサーチしてみると、過去の事例から70万円以上の査定額をはじき出しているようです。ましてや謎が多い山田道安物となれば、100万円以上になる可能性もなきにあらずです。山田道安3代目の作品は現代の私たちは見る事ができていないため、どのような作品なのか想像すらできないのです。もしも保有している人がいるなら、ぜひ公開してほしいところです。道安は仏像修理も行っているので、あるいは幻の彫刻があるかもしれません。

7. 山田 道安の作品の買取についてのまとめ

山田 道安作品は、彫刻なら奈良県野山田町、水墨画なら国立美術館で見ることが戦国時代という事だけあってさすがに花鳥画など優雅な作風というより、鬼気迫る迫力と強い筆使いを感じさせます。古物商では随時扱っているので、我こそはと思う人は、相談してみてください。