山岸 純(やまぎし じゅん)の作品を高価買取!掛け軸の査定ポイントを徹底解説!

1.山岸 純の作品を売りたいお客様へ

素朴な自然風景を得意とした日本画家山岸純は多くの優れた作品を残しています。亡くなってから20年近くたつ今もなお、その作品は多くの愛好家によって取引されているのです。今回はそんな山岸純の作品や人物像に迫ってみましょう。

このページの目次

2.山岸 純についての解説

京都市立美術大学日本画専攻科で絵画の基本を学んだ山岸純は徳岡神泉に師事し更に勉強を続けました。第11回日展で初入選したのをきっかけに画家の道を志し、その後も1961年に日展特選の白寿賞、1966年には日展菊花賞の受賞と数々の素晴らしい功績を残しました。そして、1974年に京都市立美大助教授、1997年名古屋芸術大学教授と後進の指導にも力を入れたのです。

3.山岸 純の歴史

山岸純は1930年に京都に生まれました。日展を中心に活動を続けてきた画家で1974年には日展評議員も選出され、当時は母校の京都市美大の助教授としての仕事と並行して活動し、さらに絵を描くことも怠らなかったのでしょう。1975年に日展文部大臣賞、1990年京都府文化賞受賞と日本画家として最高の名誉を与えられました。やがて2000年日展常務理事まで上り詰めます。まさに、日本美術界の重鎮としての活躍もすばらしいものでその最中の2000年に息を引き取りました。

4.山岸 純の代表作

  • 大原の里
  • 若葉の季

5.山岸 純の作品の買取査定ポイント

まずは汚れが目立ったものではないか、傷はないかということをチェックします。特に絵がきれいな状態であるかどうかは重要でそれによって査定額が上下するのです。また、本人が描いたものであるならば落雁があるはずなので確認します。落雁が「純」となっていることが多いです。さらに額縁にも傷や汚れがないかも重要です。このようなところをよく見てきれいであればあるほど査定額は良くなります。

代表的な査定ポイント
  • 作品に目立つシミはないか
  • 付属物はあるか
  • 額が割れていないか

6.山岸 純の作品の取引相場価格

山岸純の作品の取引額は23,500円から200,000円です。高値の取引になる200,000円のものは58.0cm×70.0cmというサイズで「純」という落雁があり、サインもあります。多少の汚れや傷がありますが、気になるほどではないのでしょう。付属物として「山岸純先生、白麗、十号」と書かれている箱があります。この作品が空に浮かび上がるような美しい富士山がくっきりと描かれ、心が洗われるような作品です。このように保存状態の良いものであれば、買取査定額が高くなります。

7.山岸 純の作品の買取についてのまとめ

山岸純の作品は自然をこよなく愛する気持ちが伝わります。戦後も活躍した人なので家にその作品がある人もいらっしゃるのではないでしょうか。そういった画は保存状態によっては数十万円単位の高値で買い取ってもらえるかもしれませんので心当たりのある人は物置や押し入れなどをさがしてみましょう。