山中 静逸 (やまなか せいいつ)の掛け軸買取を実施中!【SATEeee掛け軸買取】へ

1. 山中 静逸の作品を売りたいお客様へ

山中静逸は幕末から明治にかけて、激動の時代を生きた政治家兼日本画家です。倒幕活動に加わるなどせわしい時代もありましたが、国事を引退してからは、文芸に明け暮れるなど悠々自適に過ごしています。特に書に本領を発揮しました。今回は山中静逸について人となりや作品について学んでみます。

このページの目次

2. 山中 静逸についての解説

山中静逸通称山中信天翁は大阪の豪農に生まれ、父子共に子弟教育に熱心に励んでいました。山中信天翁は特に儒学に深い関心を持っていましたが、時代は尊王攘夷に揺れ動く時代です。時代の波に飲み込まれるように、国事に奔走しました。引退後は京都に移り住んで書を楽しむ、それまでとは打って変わって穏やかな隠遁生活を送っています。作品の多くは紙本墨画で山水画や漢詩書画です。

3. 山中 静逸の歴史

1822年文政2年現在の大阪の豪農に長子として生を受けます。儒家兼書家の篠崎 小竹、漢詩を斎藤拙堂に師事しますが、勤王の志士に加わった事を機に国事に奔走、時代の波に翻弄されていきます。明治維新後は石巻県現代の宮城県北東部の県知事に就任します。明治6年に引退し京都嵐山にて隠遁生活を始めます。漢詩や書に親しむ穏やかな生活を続けて、64年の人生を閉じました。この間に個展を開いたり、自費出版をしたりしています。後日政府により2度にわたって、位を授与され信天翁碑を建立、偉人伝がまとめられています。

4. 山中 静逸の代表作

  • 幕末維新の志士

5. 山中 静逸の作品の買取査定ポイント

山中静逸を語るならば幕末志士や富岡鉄斎および、多くの文人らとの交流を無視できません。我が身も危険にさらすほど国事にのめりこみ、若い血をたぎらせた時代があったのです。晩年の静かな生活から生まれた書画は、豊かな人生経験がなせる業です。国内以上に海外で高い評価を受けている作品の数々は、日本の芸術面での発展に貢献しています。富岡鉄斎のような文人芸術家らをも、よく支え影響を与えました。作品の査定ポイントしてはより高い評価を受けている掛け軸を綺麗な状態で保管することが大事です。

代表的な査定ポイント
  • 商品の当時の人気
  • 箱の有り無し

6. 山中 静逸の作品の取引相場価格

山中静逸ゆかりの品として最高値がついているのは、”明治 名人達 和歌32幅”でしょう。山中 静逸や幕末志士を含む文人芸術家らが読んだ和歌32選をまとめた歌集です。全体サイズは40センチx21センチx厚さ8センチで、6センチ×36センチの短冊が添付されて250,000円です。多少の古さはありますがほぼ美品です。山中静逸肉筆の掛け軸は漢詩ですが、1000円の値札がついています。絖本緞子表装で33センチ×101センチの縦長、若干汚れや傷が目立ちます。

7. 山中 静逸の作品の買取についてのまとめ

山中静逸は大変多彩で、書画以外にも多々秀でていました。現在アメリカの美術館に所蔵された物を含めて200点以上あります。やはり幕末志士と関連つけたものが、より高い査定額が付きやすいです。同じ時代を生き、社会に多大な影響を与えた文人の中で、とりわけ高い評価を受けたのが山中 静逸です。