山内 容堂(やまうち ようどう)の掛け軸買取を実施中!【SATEeee掛け軸買取】へ

1.山内 容堂の掛け軸作品をお持ちで売りたいお客様へ

山内容堂は土佐藩15代藩主、幕末の四賢候として名高い人物です。大政奉還を徳川慶喜に建白するなど、明治維新にいたる重要人物として知られていますが、詩と酒をこよなく愛し、書画にも優れた才能を示しました。その作品は幕末の気風を好む蒐集家に根強い人気があります。

このページの目次

2.掛け軸作家「山内 容堂」についての概要

山内容堂は土佐という外様にありながら、幕末の日本を大きく動かした大名です。賢君として有名な容堂ですが、生母の身分が低く、当の本人も家督を継ぐとは考えず自由気ままに育ちました。思いがけず藩主となり、藩政に関わる決断を次々迫られることとなった容堂。回顧録には、決断に尻込みしてしまう自身の至らなさを、顔から汗が拭きだすほど恥じたとあります。そしてかつての酒に溺れた怠惰な生活を悔い改め、勉学に励むようになったそうです。こうした生粋のエリートではないからこその人間性も容堂の魅力の一つといえましょう。自らを「鯨海酔候」とも称し、酒と風雅を愛しました。

3.掛け軸作家「山内 容堂」の生い立ちや歴史

松平春嶽、伊達宗祇、島津斉彬らと並び「幕末の四賢候」と称された山内容堂は1827年、高知城下にある山内分家に生まれました。22歳のとき急遽藩主になった容堂は、吉田東洋を抜擢するなど革新的な藩政を推し進め、しだいにその名を諸藩に知らしめていきます。安政の大獄で謹慎を命じられるもその影響力は大きく、坂本龍馬の志をうけた後藤象二郎からの提言に賛同し、容堂が徳川慶喜に大政奉還を上奏したことが、徳川幕府に終止符を打たせることとなりました。

4.山内 容堂の掛け軸作品の代表作一覧

  • 木賀偶成
  • 中秋無月 木戸松菊来訪
  • 飮於二州酒樓

5.山内 容堂の掛け軸作品の買取査定ポイントのご案内

幕末の歴史を動かしたとして非常に有名な人物です。詩歌を好み、画もたしなむ風流人でありながら、豪放磊落で酒好きという人間的魅力も加わり、容堂の作品は非常に人気があります。高値での買取には間違いなく山内容堂の真作であることが条件ですが、書簡や漢詩の内容、作品のサイズ、保存状態、箱の有無により査定額は大きく変動します。

代表的な掛け軸作品の査定ポイント
  • 山内容堂本人の作品であるかどうか(秋山久作などの鑑定書や証明書があればなお良い)
  • 作者の号や字など署名(銘)、落款など印があるか
  • 書簡や漢詩等の内容
  • 保存状態は良好か(折れやシミ、虫喰いなどはないか)
  • 本紙は何でできているか
  • 付属物は揃っているか(共箱・共布・栞などが残っているか)

6.山内 容堂の掛け軸作品の取引相場や取引参考価格

山内容堂の作品はネットオークションなどでシミ、折れのある真贋不確かな模写とされるものでも、58,550円の値段がついたものがあります。作品は七言絶句の漢詩で、サイズは掛軸全体が長さ213cm、横幅57cm、本紙長さ151cm、横幅40cm。真筆とされる水墨画では21,500円で落札されています。作品名は『自讃竹石之図』で、サイズは掛け軸全体の長さが201cm、横幅64cm、画寸126cm×48cm、状態は「わずかの小シミと巻きジワが概ね良好な状態です」となっています。

7.山内 容堂の掛け軸作品の買取についての情報まとめ

幕末の志士とも交流をもち、歴史を動かした四賢候の一人と誉れ高い山内容堂。革新的なリーダーシップで日本を近代へと導いていった幕末の重要人物だけに評価も高く、高値での買取を十分期待できる作家です。特に書簡など、内容によっては高価査定になる可能性もあります。山内容堂の掛け軸作品をお持ちでしたら、是非一度査定に出されてみることをお勧めいたします。

その他の掛け軸について