梁川 紅蘭(やながわ こうらん)の掛け軸買取を実施中!【SATEeee掛け軸買取】へ

1.梁川 紅蘭の掛け軸作品をお持ちで売りたいお客様へ

梁川紅蘭は幕末に活躍した女流漢詩人です。画にも優れ、代表作に『群蝶図』があります。梁川星巌の妻としても有名で、夫に随行して旅に旅を重ね、諸国をめぐりました。仲睦まじい夫婦であったと伝わっています。

このページの目次

2.掛け軸作家「梁川 紅蘭」についての概要

梁川紅蘭(1804年~1879年)は、江戸後期から明治初期の女流漢詩人です。幼いころから聡明で詩文に優れ、また画を中林竹洞に学んだとも伝わっています。17歳の時に自ら望んで32歳の師・梁川星巌と結婚。夫とともに諸国を周遊し、各地で文人墨客と交わり見識を深めました。この旅を暮らしとした体験が紅蘭を詩人として一段と成長させることになったと思われます。

3.掛け軸作家「梁川 紅蘭」の生い立ちや歴史

梁川紅蘭は文化元(1804)年、美濃国安八郡に生まれました。華渓寺の大随和尚に読み書きを学び、14歳で星巌が開いた「梨花村草舎」に入塾します。17歳で星巌と結婚するも、星巌は「三体詩」の暗誦という課題を出したまま旅に出立。3年後に帰郷した際、紅蘭は完璧な暗誦を披露し、旅への同伴を請いました。以降二人は常に連れ立って旅することとなったと伝わっています。晩年は京都で私塾を開いて私塾を開き子女の教育に尽くしました。

4.梁川 紅蘭の掛け軸作品の代表作一覧

  • 群蝶図
  • 紅蘭小集
  • 紅梅
  • 思郷
  • 梅花煙月図
  • 霜曉

5.梁川 紅蘭の掛け軸作品の買取査定ポイントのご案内

真作を保証する箱書や極、鑑定書などの書付があれば、査定価格は高くなるでしょう。またほかにもサイズや仕立て、合作であればその相手によっても評価は大きく変わってきます(梁川紅蘭の作品には夫の讃があるものも多くあります)。

代表的な掛け軸作品の査定ポイント
  • 作者の署名・落款があるか(字は玉書、月華、紅鸞など。漢詩人としては張紅蘭、または張氏紅蘭と称しました)
  • どのような仕立てか
  • 保存状態は良好か
  • 付属品の欠けはないか(共箱・共布・栞などが揃っているか)
  • 作品は書か画か

6.梁川 紅蘭の掛け軸作品の取引相場や取引参考価格

梁川紅蘭の作品はネットオークションで真作とされるものが35,000円の値で落札されていました。『外君詩紅蘭画』という画題で、七言絶句の漢詩の紙本色紙と紅蘭の絹本色紙の花卉図が上下二段張りに仕立てられた作品で、サイズは掛軸全体が166cm×44cm、紙本色紙30センチ×31cm(上)、絹本色紙28cm×29cm(下)、共箱付で状態は「シミ、ヨレ、ヨゴレ、ヤケ、虫喰い、ヤブレがあります」と説明されています。

7.梁川 紅蘭の掛け軸作品の買取についての情報まとめ

当時、妻を同伴しての旅は珍しかったといわれています。梁川紅蘭は高名な漢詩人であった梁川星巌の妻であっただけでなく、自分の望む生き方を貫いた女性でした。仲睦まじかった二人の画讃ものは特に需要があります。もし梁川紅蘭の作品をお持ちでしたら、ぜひ一度査定に出してみることをお勧めいたします。

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