世継 寂窓(よつぎ じゃくそう)の掛け軸買取を実施中!【SATEeee掛け軸買取】へ

1.世継 寂窓の掛け軸作品をお持ちで売りたいお客様へ

世継寂窓は京都の豪商であり、文雅家でもありました。画を僧月僊に学び、のち元・明の古名蹟を探って自ら一家の風を立てたとされています。事業家であっただけでなく、和歌や連歌、茶道にもすぐれ、風雅をたしなむ多才な文化人でした。

このページの目次

2.掛け軸作家「世継 寂窓」についての概要

世継寂窓(生年不詳~1843年)は江戸後期に存在感を示した文化人でした。絵画や和歌、連歌のみならず、茶器作陶までも手掛け、巧みな作品を遺しています。また、相国寺113世大典禅師の寿像を描いたことでも知られています。

3.掛け軸作家「世継 寂窓」の生い立ちや歴史

世継寂窓は京都三条高倉西において糸商を営み富を得た豪商です。名は直貟、字は伯周、号は希僊または寂窓、通称は八郎兵衛、屋号は岐阜屋、別号には希仙がありました。画のほかにも、連歌や茶を能くし上田秋成、村瀬栲亭、与謝蕪村、円山応挙、松村呉春らとも交流があったとされています。徳力富吉郎の「花竹庵随想28 世継寂窓」によると、寂窓は岡崎に広さ3千坪におよぶ見事な庭園と別荘を持っていたとあり、その記述から風雅な文化人としての生活を送っていた様子がうかがえます。

4.世継 寂窓の掛け軸作品の代表作一覧

  • 大典禅師像
  • 枇杷図

5.世継 寂窓の掛け軸作品の買取査定ポイントのご案内

多才であった世継寂窓は、画、連歌、茶道具など多くの作品を遺しています。また、消息文なども茶掛けとして需要があり、市場には様々なジャンルの作品が取引されています。一番の査定ポイントは作品の真贋となりますので、真作を保証する極や書付などがあるとよいでしょう。また作品の内容や状態など、総合的な評価により価格が決定いたします。

代表的な掛け軸作品の査定ポイント
  • どういったジャンルのものか
  • 世継寂窓の署名・落款があるか
  • 傷み具合はどうか(保存状態が良好であれば評価額が高くなります)
  • どのような仕立てか
  • 付属品の欠けはないか(共箱・共布・栞などが揃っているか)

6.世継 寂窓の掛け軸作品の取引相場や取引参考価格

ネットオークションでは、世継寂窓の和歌の掛軸作品が33,500円の値が付いた例がありました。詠草題春野で、松尾宗倫(葆光斎)書付箱付、サイズは掛軸全体が120.5cm×51.0cm、本紙が32cm×43.5cmの横物でした。

7.世継 寂窓の掛け軸作品の買取についての情報まとめ

京都の豪商で画や連歌を能くした世継寂窓は、芸術家のパトロン的存在でもありました。現在市場に作品は少なく、希少価値も高いと考えられます。世継寂窓の作品をお持ちでしたらぜひ一度査定に出してみることをお勧めいたします。

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