狩野 尚信(かのう なおのぶ)の掛け軸買取を実施中!【SATEeee掛け軸買取】へ
1.狩野 尚信の掛け軸作品をお持ちで売りたいお客様へ
狩野尚信は江戸時代初期の狩野派の絵師です。兄の探幽(たんゆう)の画風に多くを学びながらも、湿潤な墨調で探幽を超える余白や構図の大胆さを垣間見せる作品を多数残しました。
このページの目次
2.掛け軸作家「狩野 尚信」についての概要
狩野尚信(1607年~1650年)は京都生まれで、狩野孝信の次男です。兄は狩野探幽、弟は狩野安信です。1623年に、徳川家光上洛の際、17歳でお目見えし、家光から絵事を申しつけられました。間も無くして父の孝信が亡くなると、5歳年長の探幽は既に別家していたため、尚信が父の跡を継ぎました。1630年に江戸に召され、竹川町に屋敷を拝領し幕府の御用絵師として活躍しました。
3.掛け軸作家「狩野 尚信」の生い立ちや歴史
狩野尚信は兄の探幽の画風を素早く習得し、二条城、聖衆来迎寺、知恩院障壁画の制作では兄と共に参加し、その画業を補佐しました。次男という自由な立場故か、飄々と生きた趣味の自由人といった人柄は狩野尚信が今でも親しまれている理由の一つです。
4.狩野 尚信の掛け軸作品の代表作一覧
- 知恩院障壁画
- 金地院障壁画
- 大原御幸・富士見西行図屏風
- 西湖図屏風
- 瀟湘八景図屏風
5.狩野 尚信の掛け軸作品の買取査定ポイントのご案内
狩野尚信の山水画の作品は、余計なゴテゴテとした装飾はない、簡素なところが特徴です。墨の濃淡、線の太い細い、また存分な余白など独特な画風で人気があります。贋作も多く出回っていますが、鑑定書や証明書などがあれば高額査定になる可能性があるでしょう。また保存状態が良いか、箱があるかなども査定額UPの重要な要素です。
代表的な掛け軸作品の査定ポイント- 真作であるかどうか(証明書や鑑定書があればなお良い)
- 作者の署名・落款(らっかん)があるか
- 希少な作品であるか(欲しがる人が多いほど買取価格はあがります)
- 素材の質、種類
- 付属品の欠けはないか(共箱・共布・栞などが揃っているか)
- 傷み具合はどうか(保存状態が良好であれば評価額が高くなります)
6.狩野 尚信の掛け軸作品の取引相場や取引参考価格
国内のネットオークションで、狩野尚信の掛け軸『達磨に鷺図』が4万円で落札されました。この作品は40.5cm×102.5cm、真筆保証、3幅対、木箱付きで、目立った傷や汚れなしという状態で出品されていました。鑑定書や、出所がはっきりしていればさらに高値がつく可能性があります。
7.狩野 尚信の掛け軸作品の買取についての情報まとめ
狩野尚信は幕府の奥絵師となり多くの障壁画を描きました。掛け軸等の作品はあまり多くありませんが江戸時代には探幽と同程度の人気がありました。現在では、作品数が少ないことから希少価値の高い画家として重要視されています。
その他の掛け軸について
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