来迎図(らいげいず)の掛け軸買取を実施中!【SATEeee掛け軸買取】へ

1.来迎図作品を売りたいお客様へ

来迎図は平安中期以降、浄土信仰に基づいて盛んになった仏画です。主に、阿弥陀仏が諸菩薩を従えて、衆生を極楽浄土に迎えるために人間世界に下降するようすを描いたもので、現在でも需要があり高額で売買されています。本記事では日本人作家が手掛けた来迎図について、技法や特徴、歴史を交えて査定の際のポイントについて解説しました。

このページの目次

2.来迎図についての解説

来迎図は浄土教美術の中で最も重要な主題のひとつです。来迎は観無量寿経(かんむりょうじゅきょう)で説かれる阿弥陀四十八願のひとつで、浄土信仰をもつ衆生が死に際して阿弥陀如来の来迎引接(いんじょう)を受けることを意味します。高野山の『阿弥陀聖衆来迎図』などをはじめとして阿弥陀如来が聖衆を従えて飛来する図柄が多いですが、迎えてから帰るさまを描いた帰り来迎図もあります。また来迎の様子は絵画のほかに彫像による作品もみられ、どちらも浄土信仰が盛んになった平安中期から鎌倉時代に多く制作されました。

3.来迎図についての歴史

平安時代に天台宗下で阿弥陀浄土思想が育まれ、貴族社会に極楽浄土への往生を願う浄土教を信ずる者が多くなりました。その過程の中で阿弥陀来迎図が生まれました。数ある来迎図の中でも高野山『阿弥陀聖衆来迎図』は、阿弥陀如来が諸聖衆をしたがえて今まさに眼前に来迎した情景とを描き出した絵画で、抒情性にあふれる表現をみせていることから最高傑作とされています。

4.来迎図作品の特徴について

来迎図の最大の特徴は、念仏者の一大幻想を描いている点です。浄土教では阿弥陀仏の住む場所である極楽浄土に向かい、穢れのない浄土で悟りを開こくことが最終目的とされています。本来、来迎図は浄土信仰から生まれ浄土系の宗派の図様ではありますが、次第に全宗派的な広がりをもつようにもなりました。

5.来迎図作品の買取査定ポイント

来迎図の掛け軸の査定で重要なことは、どの時代にどの作者の手によって制作された作品であるかということです。有名な作家であれば真贋の有無についても重要で、出来栄えのほか、作品の署名や落款で真作かどうかを判断されます。また、掛け軸においては画題やサイズ、保存状態が良好であるかどうかも大切なポイントです。

代表的な査定ポイント
  • 掛け軸の大きさ(高さ、横幅をご確認ください)
  • 購入時期や金額がわかっているか(証明書や鑑定書があれば尚良し)
  • 付属品(掛軸を入れる共箱や鑑定書があれば一緒にお持ちください)
  • 保存状態はどうか(シミや破れのないきれいな状態で保存されていれば、高く買取できます)
  • 作家名が判明しているか(掛軸には落款(らっかん)と呼ばれる印鑑やサインがあります)

6.代表的な来迎図作家の買取相場価格について

来迎図の掛け軸の価格帯は幅広く、まずは真作であるかどうかが大きなポイントです。また保存状態は良いか、制作された年代やタイトルがはっきり分かっているかなどの一般的な骨董品の査定基準があてはまります。数千円のものから数十万円のものまで存在し、作品の出来栄え、画題や保存状態などによって価格は大きく変動します。また作家が人気のある著名作家であれば高値での取引が期待できるでしょう。

不明 作 『鎌倉時代 阿弥陀三尊来迎図』

『鎌倉時代 阿弥陀三尊来迎図』は作者不明作品ですが、オークションにて約54万円で取引されました。サイズは表具166.5cm×53cm、本紙90.4cm×42cmで、紙本金泥彩色画、時代箱入、箱書有です。傷み・浸み有でしたが170件もの入札を集めて高値がつきました。掛け軸の主題として阿弥陀三尊来迎図は今でも人気があり、作者不明の作品であっても50万円以上の値がつくことも珍しくありません。

不明 作 『阿弥陀二十五菩薩来迎図』

桃山~江戸時代に制作されたと見られる『阿弥陀二十五菩薩来迎図』がオークションで取引された際には、約25万円の価格で落札されました。この作品は紙本、彩色の掛軸で、本紙サイズは縦119.5cm×横61cmです。『阿弥陀二十五菩薩来迎図』は阿弥陀様を中心にして、総勢25名の菩薩様が雲に乗って降りてくる有様を描いた絵です。作品の種類や状態、作者によって価格が大きく変動しますが、阿弥陀如来と多勢の菩薩様の姿が描かれた来迎図は迫力があることから数万円から数十万円以上の買取も見込めます。

不明 作 『阿弥陀来迎図』

オークションに出品された作者不明の『阿弥陀来迎図』は約22万円で落札されています。軸装が縦約177cm×横約54.5cm、画サイズが縦約89cm×横約38.5cmの掛け軸です。来迎図の掛け軸は作品のサイズによっても価格が大きく変動し、条件によっては20万円を超える落札になることも期待できます。

7.来迎図作品の買取についてのまとめ

現代において来迎図の掛け軸はコレクターの間で活発に売買され、作品の状態や種類によって高額の査定になることも多いです。もし物置などに眠っている来迎図の掛け軸がある場合には、一度査定に出してみることをおすすめします。思わぬ高値になることもあるでしょう。

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