中国花鳥画(ちゅうごくかちょうが)の掛け軸買取を実施中!【SATEeee掛け軸買取】へ

1.中国花鳥画作品を売りたいお客様へ

中国花鳥画は、中国で体系化された画題のひとつです。四季の移り変わりを敏感に感じ取りながら自然や生物の美しさを再現し、強い敍情性を帯びているのが特徴です。徐熙と黄筌を筆頭に有名絵師がそれぞれ才能を発揮し、多くの名作が世に生み出されました。骨董品価値の高い作品の特徴や歴史を交えながら、中国花鳥画の査定のポイントについてまとめました。

このページの目次

2.中国花鳥画についての解説

中国花鳥画で描かれる画題は、必ずしも花と鳥に限定されるものではありません。花と鳥のほか草木、虫、魚、ときには小動物も含まれています。また、比喩や言葉遊びが含まれた題材にそれ以上の意味や物語を持たせていることから、中国花鳥画は寓意画とも言えます。富裕、長寿、子孫繁栄など普遍的価値に基づく幸福や理想に対する寓意を込めたことから、中国花鳥画は文人同士の贈答品として使われ、また鑑賞されるなどしてきました。

3.中国花鳥画についての歴史

世俗画の重要なジャンルとして中国花鳥画が画人たちに認識されるようになったのは、六朝期から唐代にかけてのことです。ただし、当時の主たる画人と画業については墳墓より数例の出土があるほか唐代の伝世品は皆無で、そのほか伝承記録が残されているのみです。唐末から五代時代にかけて活躍した黄筌(こうせん)と徐煕(じょき)の画業を基礎として、花鳥画は最初の体系化がなされ花鳥画の二大流派となりました。北宋最後の皇帝・徽宗は花鳥画を好み、画人の保護と指導に努めたことで院体花鳥画は完成期を迎えます。その後の明の時代に台頭したのが沈周(しんしゅう)を祖とする呉派で、清の時代に隆盛を極め、画院の中心勢力となって中国花鳥画の正統派として君臨しました。

4.中国花鳥画作品の特徴について

中国花鳥画は北宋時代に、翰林図画院を中心に院体画として体系化されました。黄氏体を主調とする初期の様式は、鉤勒填彩(こうろくてんさい)という細緻な輪郭線による区画に色を埋める画法であり、細密描写を重視するものでした。その一方で徐氏体は精緻よりは豪毅、写生よりは写意、静謐よりは律動に重きを置き、輪郭を加えず色彩の面や筆のタッチで表現する没骨法を取り入れました。黄氏体が主として画院で行われたのに対し、徐氏体は宮廷外の士大夫や僧侶の間で愛好され高く評価されました。

5.中国花鳥画作品の買取査定ポイント

中国花鳥画の特徴は、様々なモチーフに吉祥的な意味を寓意することです。中国花鳥画のモチーフとそこに託された意味によって作品の価値は異なります。現代において中国花鳥画の掛け軸の需要は高く、真作であるかどうかが高額査定の重要な基準です。また保存状態は良いか、制作された年代やタイトルがはっきり分かっているかなども作品の査定ポイントにあてはまります。

代表的な査定ポイント
  • 購入時期や金額、入手経路がわかっているか
  • 付属品が揃っているか
  • 保存状態は良好であるか(破損・汚損が目立っていないか)
  • 真作であるか(有名作品の偽物や贋作が多く出回っています)
  • 作家の署名・落款(らっかん)があるか
  • 表装の種類
  • 掛け軸のサイズ(高さ、横幅をご確認ください)

6.代表的な中国花鳥画作家の買取相場価格について

中国花鳥画には縁起物をはじめ様々な意味を持ったモチーフが描かれ、画題や保存状態などによって価格帯は幅広いです。数千円のものから数百万円のものまで存在し、制作年の古い作品ほど保存が難しくなり希少価値が高まる傾向にあります。また作家が著名な人気作家であればより高額な査定が期待できるでしょう。

呂紀 作 『花鳥図』

呂紀は明時代の弘治年間(1488年~1505年)始めの宮廷画家です。精巧な描写力と色彩表現に優れており華麗な花鳥画を多数残しています。呂紀の作品は出身地の寧波を通して日本への舶載も多く、特に大幅の花鳥画は大名家の座敷に好まれました。呂紀の『花鳥図』という作品は、オークションにて約20万円で取引されました。サイズが134cmx65.5cm、紙本、掛け軸の真贋不明の作品で、入札が200件以上入り高値がつきました。呂紀は鮮麗な色遣いの中にも温もりと落ち着きが感じられる画風で人気があるため、真作であれば更なる高額な取引も見込めます。

宋徽宗 作 『双鵝図』

北宋の第8代皇帝であった宋徽宗は画人としての才能も高く評価されています。現存する徽宗の作品には山水画、人物画もありますが花鳥画を最も得意としていました。宋徽宗の『双鵝図』という作品は、オークションにて約26万円で取引されました。この作品はサイズが96cmx38cm、肉筆絹本の掛け軸で、鳥の姿をあるがままに写生したような印象を与えます。掛け軸作品をはじめ宋徽宗の中国花鳥画はオークションで数作出品されています。人気作家であるため、鑑定書があり真贋の保証ができれば数十万円以上の落札も期待できます。

銭選 作 『富貴錦繍』

『富貴錦繍』と名付けられた中国花鳥画がオークションで取引された際には、40万円の価格で落札されました。この作品はサイズが125cm×63.5cmで、絹本立軸です。銭選の作品は数万円からの落札事例が多く、真作保証されたものであれば数十万円の価格で落札されることもあります。銭選の画の力量は職業画家と間違われるほど巧みで、晩年は贋作が横行したと言われているほどです。そのため真贋保証が査定において大変重要視されるでしょう。

7.中国花鳥画作品の買取についてのまとめ

中国花鳥画の掛け軸は、描かれた主題によって取引価格は大きく変動します。特に制作された年代が古いものは希少価値があり、高い査定額も期待ができるでしょう。贋作が多いことから確実に真作証明ができること、また有名作家のもの、保存状態の良いものであれば高額査定の可能性が高まります。

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