杉本 哲郎(すぎもと てつお)の掛け軸買取を実施中!【SATEeee掛け軸買取】へ
1.杉本 哲郎の掛け軸作品をお持ちで売りたいお客様へ
杉本哲郎は大正、昭和時代の日本画家です。杉本哲郎の最も著名な偉業は、十大宗教壁画の中心となる『神々の座ヒマラヤ』を完成させたことです。それは1944年福岡市メシア教本部から万教帰一の壁画『世界十大宗教』の制作を依頼されたもので、杉本哲郎はネパールからイラン、トルコ、イスラエルなど各地を巡り12年をかけて完成させました。
このページの目次
2.掛け軸作家「杉本 哲郎」についての概要
杉本哲郎(1899年〜1985年)は滋賀県出身で、本名は哲二郎です。京都市立絵画専門学校(現京都市立芸大)を卒業しました。仏教美術の調査に造詣が深いことから、1926年にインド・シャンチニケータン大学客員教授として教鞭を執りました。1959年には京都市文化功労者の栄誉も授かりました。
3.掛け軸作家「杉本 哲郎」の生い立ちや歴史
杉本哲郎は山元春挙の門に学びましたが、次第に仏教美術に傾倒しました。1937年インドでアジャンタ壁画を模写、その後もカンボジア・ジャワ等東南アジアの壁画、仏教美術を調査しました。そのほか、宗教発生の世界各地を巡り、キリスト教絵画・エジプト絵画まで幅広く学び、力感溢れる宗教画を描きました。1944年から12年がかりで、仏教、ヒンズー教などの有名な場所を描いた『世界十大宗教壁画』を完成させました。
4.杉本 哲郎の掛け軸作品の代表作一覧
- 杉本哲郎画集及び画論(1934年)
- 私の幼少年代(1938年)
- こころの風景(1944年)
- 無明と寂光(1944年)
5.杉本 哲郎の掛け軸作品の買取査定ポイントのご案内
仏教美術調査と壁画模写を行い、既成画壇とは離れた独自の宗教画世界を築いた杉本哲郎。東洋古美術に熟知した制作活動を行ったため、市場価値だけでなく歴史的価値も高く高額査定の可能性があります。保存状態が良いとさらに高額買取が期待できるでしょう。
代表的な掛け軸作品の査定ポイント- 真作であるかどうか(証明書や鑑定書があればなお良い)
- 作者の署名・落款(らっかん)があるか
- シミ汚れ、欠けなどがなく保存状態は良好か
- 素材の質、種類
- 付属品の欠けはないか(共箱・共布・栞などが揃っていれば査定額は上乗せできます)
6.杉本 哲郎の掛け軸作品の取引相場や取引参考価格
国内のネットオークションで、杉本哲郎の『観音菩薩図(花を持つ菩薩図)』 1幅が5万円で落札されました。この作品は40.5cm×35cm、蒔絵軸先、共箱、二重箱入、シミ有という条件で出品されたものでした。杉本哲郎の作品は人気ゆえ、多少の経年による劣化があっても高価買取の可能性があります。
7.杉本 哲郎の掛け軸作品の買取についての情報まとめ
杉本哲郎は独自の画風を追求するあまり、師からは破門されながらもインド古代仏教美術に範をとり宗教美術において一家をなしました。岩山の中腹にあるシーギリア壁画の模写は、外国人では世界初という快挙を成し遂げるなど、杉本哲郎の作品には歴史的観点からも大きな意義があります。もし杉本哲郎の作品をお持ちであれば、一度査定に出されてみることをお勧めします。
その他の掛け軸について
お手持ちの品物名や作者などご入力し検索をすると、品物の取引相場価格や品物情報などを閲覧する事ができます。