森 一鳳(もり いっぽう)の掛け軸買取を実施中!【SATEeee掛け軸買取】へ
1.森 一鳳の掛け軸作品をお持ちで売りたいお客様へ
森一鳳は、江戸時代後期に大阪で活躍した絵師です。森狙仙、森徹山、一鳳と続く森派の画風で知られ、代々の森派が熊本藩細川家に仕えたように森一鳳も細川家のお抱え絵師を務めました。
このページの目次
2.掛け軸作家「森 一鳳」についての概要
森一鳳(1798〜1872年)は、名は敬之、字は子交、子孝、通称は文平です。24歳の時に、森徹山の娘である柳の婿養子となって森派を継ぎました。森一鳳は京都を拠点としていた兄弟子の森寛斎とともに、森派の画名を関西に広め、兄弟弟子に森寛斎、森雄山、和田呉山、弟子に森二鳳、望月金鳳などがいます。森一鳳には森文礼という養子がいましたが、文礼の画名は上がらず森派は森一鳳、寛斎の代で終焉を迎えました。
3.掛け軸作家「森 一鳳」の生い立ちや歴史
森一鳳は師であった森徹山の画風を守り、写生を基本とした情趣ある作品を制作しました。森一鳳の代名詞となった画題は『藻刈舟』です。「藻を刈る一鳳」と「儲かる一方」とかけることで、当時の大阪商人から商売繁盛の縁起物としてて重用されたというエピソードがあります。森一鳳は、生涯の間に多数の『藻刈舟』を描き、またその多くは簡略な描写によるものが多いにも関わらず、高値で取り引きされていました。
4.森 一鳳の掛け軸作品の代表作一覧
- 鷲図(1848年)
- 西王母図(1861年)
- Geese and Herons(1870年)
- Cherry Blossoms and Moonlight(1871年)
- 普賢院客殿障壁画
5.森 一鳳の掛け軸作品の買取査定ポイントのご案内
森一鳳の作品は人気が高いだけに昔から、工芸印刷、手彩色の木版画といった偽物も多いです。日本の百貨店や画廊などで目録や証明書付きで購入された作品であれば価値が保証されています。まずは森一鳳本人の真作であるかどうかが大きなポイントです。また保存状態は良いか、制作された年代やタイトルがはっきり分かっているかなどの一般的な骨董品の査定基準ポイントもあてはまります。
代表的な掛け軸作品の査定ポイント- 森一鳳本人の作であるかどうか(証明書や鑑定書があればなお良い)
- 作者の署名(銘)があるか
- 保存状態は良好か(欠けなどはないか)
- 素材は何でできているか
- 付属品は揃っているか(共箱・共布・栞などが残っているか)
6.森 一鳳の掛け軸作品の取引相場や取引参考価格
国内のネットオークションで、森一鳳の『白蓮華図』が2万6千円で落札されました。この作品は102.5cm×36.5cm、合わせ箱、軸先が片方外れという条件で出品されていました。抒情性に富み、洗練された構図や色遣いに趣向を凝らした森一鳳の作品には今なおファンが多く、高額査定の見込みがあります。
7.森 一鳳の掛け軸作品の買取についての情報まとめ
森一鳳は写実的な画風に情趣を加味した画風で、幕末の大阪で大きな支持を獲得しました。遺作は多いものの、年期を記した例は少ないため鑑定が難しい作家です。売却を考えている森一鳳の作品がありましたら、一度ご相談ください。
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