張 瑞図(ちょう ずいとう)の掛け軸買取を実施中!【SATEeee掛け軸買取】へ
1.張 瑞図の掛け軸作品をお持ちで売りたいお客様へ
張瑞図は極めて奇抜で個性際立つ書風を確立し、中国明代末期の書画に大輪の花を咲かせました。特に情熱的かつ鋭利な筆致の行草は称賛の的となり、明末四大書家の一人に数えられています。日本にも作品が多く残っており、真作は高額査定につながることが多いです。
このページの目次
2.掛け軸作家「張 瑞図」についての概要
張瑞図は、明末清初の書の世界で、連綿草の急先鋒たる活躍を見せました。政治家としても一時は活躍しましたが政争に巻き込まれ、中国国内で非難を受けた時もありました。しかし、このことが江戸時代の日本に作家の名品を多く伝えることにもなったのです。独創的な切れ味鋭くリズミカルな運筆が、現在の書家にも多大な影響を与え続ける大家です。
3.掛け軸作家「張 瑞図」の生い立ちや歴史
張瑞図が生まれたのは1570年、福建省晋江出身で、字は長公、号は二水、、白毫菴、平等居士など称しました。1607年、38歳で科挙の六科の一つの進士に合格し、政治家として成功の道を歩み始めます。時の権力者だった魏忠賢に引き立てられ中央政界で出世もしましたが、魏忠賢の失脚により辞職し政治から引退しました。しかし、このことは、芸術を極める時間を作家に与え、張瑞図は故郷で禅、詩、書画に勤しみます。独自の書風を追求し、枯淡の境地に達したと言える山水画の傑作も創作しました。また、子の潜夫の縁で作品の多くが日本に伝わり、大変な人気となりました。没年ははっきり記録されていませんが、明の終焉した1644年に亡くなったという説もあります。
4.張 瑞図の掛け軸作品の代表作一覧
- 五言律詩軸
- 杜甫飲中八仙歌巻(1627年)
- 李白詩巻(1631年)
- 山水図(1633年)
5.張 瑞図の掛け軸作品の買取査定ポイントのご案内
江戸時代の日本では、作家の号が二水であったため水星の生まれ変わりとの伝承が広まり、作品は非常に大切に扱われ愛されました。このため市場では、真作が出回ることも多いと言え、汚れやスレなどあったとしても、おおむね高額査定となっています。
代表的な掛け軸作品の査定ポイント- 署名や印(落款)があるかどうか
- 付属品が揃っているか(箱や袋、軸先など)
- 張瑞図作の証明ができるものかどうか(証明書や鑑定書があるかどうか)
- 作品の大きさ(尺)はどれくらいか
- 作品の素材はどのようなものか
- 保存状態はどうか(傷や汚れなどがないか)
6.張 瑞図の掛け軸作品の取引相場や取引参考価格
当時火事の災厄を免れることができるとの迷信が流布し、室内で常時掛けられていた作品も多いと言われていることから、くすみや茶色く変色したものほど真作である可能性が高いとの説もある作家です。そのため、署名、落款が認められるものであれば、装丁がされていて、箱など付属品の保存状態が良好であれば、本紙のヤケやくすみなどがあったとしても、高値がつくことが多いと言えます。全体サイズが縦約197cm、横約49.5cmの書の掛け軸は、「経年のスレ汚れなど」あったものの、表装と軸先など付属品の保存状態もよく、肉筆保証済みでもあったため220,100円で落札されました。
7.張 瑞図の掛け軸作品の買取についての情報まとめ
伝統から脱しオリジナリティーを追求する気概を持って芸術に挑んだ張瑞図は、見る者が感嘆のため息を禁じ得ない独創的な作品を数多く残しました。作品のくすみが逆に高評価につながることもあるという好条件を逃す手はありません。古さが気になるものであっても、一査定に出されることをおすすめいたします。
その他の掛け軸について
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