張 善孖(ちょう ぜんし)の掛け軸買取を実施中!【SATEeee掛け軸買取】へ
1.張 善孖の掛け軸作品をお持ちで売りたいお客様へ
張善孖はその鋭い観察眼で対象の性格までをも捉えたダイナミックな虎の画で、高い評価を得ています。平成22年に日本の切手のデザインに取り入れられるなど、中国のみならず日本でも高名な作家です。作品を手元に置きたい愛好家の熱は高いと言え、高額査定も十分期待できます。
このページの目次
2.掛け軸作家「張 善孖」についての概要
同じく有名な書画家の弟、張大千とともに京都に留学したこともある張善孖は、山水、花鳥や鳥獣に優れた画業を展開しましたが、特に虎の絵は非常に称賛されています。虎を飼い観察するほどの飽くなき探求心で、生き物の体温や息遣いさえ感じさせる斬新な画風を創造しました。日中戦争の際には、海外でチャリティー画展を開くなど信念の画家でもあります。
3.掛け軸作家「張 善孖」の生い立ちや歴史
張善孖は、1882年中国四川省に生まれました。またの名は張沢で、字は善孖、善子、善之とし、号は虎痴です。1917年、弟の張大千と一緒に日本に留学し、京都芸術専門学校で腕を磨きました。そして、この頃から虎画に本腰を据えて取り組むようになります。帰国後は上海美術専科学校で後進の指導に尽力しながら、創作活動にも心血を注ぎました。そして、日中戦争が起こるとアメリカに渡航し、チャリティー画展を開催するなど信念を行動で表しています。晩年に中国に戻った後も、美術教育、作品制作と精力的に活動し、1940年59歳の時、重慶で人生の幕を閉じました。
4.張 善孖の掛け軸作品の代表作一覧
- 虎図
5.張 善孖の掛け軸作品の買取査定ポイントのご案内
日中両国で抜群の知名度を誇る作家のため、作品の価値は高いと言えます。真作はもちろんのこと、肉筆保証されていないものでも、保存状態がよいもの、署名・落款があるもので作者の画風が明確に表現されているものなどは、高値がつく可能性も十分あります。
代表的な掛け軸作品の査定ポイント- 作家の真作であるかどうか(証明書や鑑定書があるとなお良い)
- 作品の完成度はどうか(作者の個性が表現されているかどうか)
- サインや落款があるかどうか
- 付属品が備わっているか(箱や紐、軸先、軸棒などが残っているか)
- 保存状態が良いものかどうか(傷やシミなど汚れがないか)
- 作品サイズ(尺)はどれくらいか
6.張 善孖の掛け軸作品の取引相場や取引参考価格
真作かどうかなどの条件はありますが、作品の画題と完成度によっても査定額は大きく変動しています。虎を描いたもので、さらに作家の写実の技が発揮された生気あふれる作品などは、期待以上の高値がつくくケースもあります。『老虎図』という肉筆保証済みの作品サイズ縦165cm、横81cmの紙本の掛け軸は、署名、落款が鮮明で、美しい表装がされており、紐、軸先など付属品もきれいに残っていたことに加え、作家の個性あふれる虎の描写が素晴らしい逸品だったため、129,001円の高額落札となっています。根強い愛好家の存在が落札額を引き上げているとも言えます。お手元に作品がありましたら、ぜひ査定に出されることをおすすめします。
7.張 善孖の掛け軸作品の買取についての情報まとめ
深い洞察力と愛情で対象を写し取り、まさに存在の奇跡とも言える瞬間を画に照射することに成功した張善孖の作品は、時代を超えて強く愛されています。中国のみならず日本でもその人気は高く、日中の美術界に大きな影響を与えました。市場に作品の出品が常に待たれている作家と言えるでしょう。
その他の掛け軸について
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