米 芾(べい ふつ)の掛け軸買取を実施中!【SATEeee掛け軸買取】へ
1.米 芾の掛け軸作品をお持ちで売りたいお客様へ
米芾は、書では宋の四大家の一人に数えられ、画では「米法山水」という新画風を創始した中国北宋時代の傑出した書画家です。古典の極めて正確な模写に基づく鮮やかな真跡が、現在までも衝撃を与え続けています。歴史的価値、市場価値ともに極めて高い作家です。
このページの目次
2.掛け軸作家「米 芾」についての概要
米芾(1051年~1107年)は中国史上最高とも言われる優れた鑑識家としても高名で、時の徽宗に重用され古典の探究に思う存分勤しみました。書は王義之に影響を受けた書風で、墨の点描「米点」で山水を仕上げる独創の様式は当時から模倣する者が後を絶えず、後世の大家にも大きな影響を与えました。
3.掛け軸作家「米 芾」の生い立ちや歴史
米芾は現在の湖北省出身で、字は元章で号は南宮、海嶽外史など称しています。母が英宗皇后の乳母だったことで、科挙を受験することなく官職を得ることができました。書画と鑑識の際立った才が認められ1104年、書画学博士となり、さらに徽宗のもとで書画の鑑定を行い、礼部員外郎に取り立てられ活躍しました。多くの名画、名跡を収集しましたが、その趣味は画や書にとどまらず奇石怪石にまで及び、時には「米顚」などと呼ばれることもあったようです。また、これまで専門家が従事していた篆刻を作家自身の手で創作し始めたとも伝えられています。
4.米 芾の掛け軸作品の代表作一覧
- 蜀素帖(1088年)
- 草書四帖
- 真跡三帖
- 書史
- 画史
5.米 芾の掛け軸作品の買取査定ポイントのご案内
真作はその多くが美術館、博物館に収蔵されているとも言え、さらに作品の希少価値が高騰しています。そのため複製品でも一定の評価をされるほどで、肉筆の作品であれば経年の古さが目立つ作品でも思わぬ高額査定に至る可能性は十分あります。
代表的な掛け軸作品の査定ポイント- 署名や印(落款)があるかどうか
- 付属品は揃っているか(共箱・共布・栞など)
- 希少価値のある作家、作品であるか
- 作品の大きさ(尺)はどれくらいか
- 良い保存状態であるか(傷や汚れなどが目立たない場合などは評価額は上がります)
- 米芾作の証明ができるものかどうか(証明書や鑑定書があるかどうか)
6.米 芾の掛け軸作品の取引相場や取引参考価格
現在国内市場で肉筆の作品が出回るケースは少なく、複製品や印刷製本でも共箱がついているなど条件次第では約8万円の値をつけることもある状況です。国際マーケットでは肉筆の掛け軸など数10万から100万円を超える高額で取引されることもあると言えます。特に肉筆の作品で落款や署名のあるものは極めて高額となる可能性を秘めていますので、作品をお持ちであれば、一度査定に出されてみることをお勧めします。
7.米 芾の掛け軸作品の買取についての情報まとめ
書画家、絵画批評家、鑑定家、文学者など当代きっての活躍を見せた米芾は、書においては宋の四大家の中で一番優れていると称されることもあるほどの希代の天才芸術家です。経年の傷や汚れなどがあっても逆に評価の対象となることもありますので、作品が眠っていないか一度ご確認される価値は十分にあります。
その他の掛け軸について
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