田崎 草雲(たざき そううん)の掛け軸買取を実施中!【SATEeee掛け軸買取】へ
1.田崎 草雲の掛け軸作品をお持ちで売りたいお客様へ
田崎草雲は幕末・明治期における南画家です。格調高い山水画は国内外で数々の高賞を受賞しました。画家として高い評価を得、また幕末の志士の一員でもあった一面を持つ人物だけに、高値での買取も期待できる作家といえるでしょう。
このページの目次
2.掛け軸作家「田崎 草雲」についての概要
幼少より画と同様に武術にも秀で、当時約180cmあったという草雲は剣術や柔術にも優れていました。司馬遼太郎の短編「喧嘩草雲」は草雲がモデルとして描かれています。幕末には尊王運動に奔走しましたが、明治維新後は画業に専心し、蓮岱寺山(現足利公園内)に建てた白石山房に隠棲しました。足利の地にありながら、明治期文人画の指導的な役割を果たしました。
3.掛け軸作家「田崎 草雲」の生い立ちや歴史
1815年、江戸で足利藩邸に生まれた田崎草雲は、父に文人画の手ほどきを受けたのち、金井烏洲、加藤梅翁、さらに谷文晁や春木南溟にも師事しました。南北合派を学んだ草雲は渡辺崋山、徐煕らにも私淑。山水花鳥画で名を高め、足利藩の御用絵師となります。一方勤皇の志も厚く、幕末には尊攘運動にも加わり誠心隊を組織しますが、維新後は画業に専念。1890年、帝室技芸員を拝命。格調ある独自の画風を確立し、万博や内国勧業博覧会など、国内外で多くの高賞を受賞しました。
4.田崎 草雲の掛け軸作品の代表作一覧
- 山村団欒図(1860年)
- 山水(春山暁靄図)(1882年)
- 山水(秋山晩暉図)(1882年)
- 蓬莱仙宮
5.田崎 草雲の掛け軸作品の買取査定ポイントのご案内
幕末・明治期を代表する南画家であるため、人気の高い作家です。高値での買取には間違いなく田崎草雲の真作であることが条件ですが、他にも作品はどれくらいのサイズか、保存状態はどうか、箱があるかないかなどによっても査定額は大きく変動します。
代表的な掛け軸作品の査定ポイント- 田崎草雲本人の作であるかどうか(小室翆雲などの鑑定書や証明書があればなお良い)
- 作者の号や字、署名(銘)や落款があるか
- 保存状態は良好か(シミや折れ、傷みなどはないか)
- 素材は何でできているか
- 付属品は揃っているか(共箱・共布・栞などが残っているか)
6.田崎 草雲の掛け軸作品の取引相場や取引参考価格
田崎草雲の作品はネットオークションなどでは真贋不確かとされるもので189,500円で落札された実績があります。画題は『摩姑仙姻』、サイズは掛軸全体が長さ210cm、横幅63cm、本紙は絹本で画寸は長さ119cm、横幅49cm、状態は「経年による劣化があります。」と説明がされていました。また『武陵桃源図』という真贋不確かとされる作品では100,000円で落札されています。サイズは掛軸全体が長さ198cm、横幅55.5cm、本紙は絹本で画寸は長さ102cm、横幅42cm、状態は「少しイタミ、シミ、表具上部にイタミ有り。」と説明されていました。
7.田崎 草雲の掛け軸作品の買取についての情報まとめ
幕末・明治期を代表する南画家との呼び声も高い田崎草雲。隠棲した足利の地では多くの弟子に絵画を教え、足利の酒屋は草雲から金をとらず、かわりに絵を描いてもらうことが多かったとか。志高く、豪放な個性は郷土に愛され、高値での買取を十分期待できる作家です。田崎草雲の掛け軸作品をお持ちでしたら、是非一度査定に出されてみることをお勧めいたします。
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