鈴木 其一(すずき きいつ)の掛け軸買取を実施中!【SATEeee掛け軸買取】へ
1.鈴木 其一の掛け軸作品をお持ちで売りたいお客様へ
鈴木其一は俵屋宗達・尾形光琳・酒井抱一に並ぶ琳派第4の大家として、近年専門家の間でもますます評価が高まっている作家です。近代日本画の先駆者とも称される画家だけに、高値での買取も期待できる作家といえるでしょう。
このページの目次
2.掛け軸作家「鈴木 其一」についての概要
江戸琳派の祖・酒井抱一の事実上の後継者とされる鈴木其一。はじめ抱一に学びながら尾形光琳にも私淑し、光琳様式を修得していきますが、抱一没後は画面構成や色彩に大胆さを際立たせ、その都会的で洗練された作風をもって圧倒的存在感を示すようになります。自らの個性と琳派の伝統を見事に融合させ、江戸琳派に成熟した独自の足跡を残しました。
3.掛け軸作家「鈴木 其一」の生い立ちや歴史
鈴木其一は1796年、江戸に生まれました。18歳で酒井抱一に入門。画の他に茶道や俳諧も学び、亀田鵬斎や大田南畝らとも交流を持ちます。のち姫路藩酒井家家臣の兄弟子・鈴木蠣潭の家督を継承。やがて抱一の代筆を務めるほどに師風を修得しました。抱一没後、これまでの家禄を返上して一代画師として独立。琳派や抱一様式に収まらないダイナミックな画の世界を形成し、其一様式としての独自の画風を完成させました。
4.鈴木 其一の掛け軸作品の代表作一覧
- 群鶴図屏風
- 風神雷神図
- 夏秋渓流図
- 朝顔図屏風
- 四季花鳥図屏風
5.鈴木 其一の掛け軸作品の買取査定ポイントのご案内
琳派の掉尾を飾った大家として人気の高い作家です。高値での買取には間違いなく鈴木其一の真作であることが条件ですが、他にも作品はどれくらいのサイズか、保存状態はどうか、箱があるかないかなどによっても査定額は大きく変動します。また其一の作品には年記があるものが少ないため、落款が重要になります。
代表的な掛け軸作品の査定ポイント- 鈴木其一本人の作であるかどうか(証明書や鑑定書があればなお良い)
- 作者の署名(銘)や落款があるか
- どの時代の作品か(落款で鑑定)
- 保存状態は良好か(シミや折れ、虫喰いなどはないか)
- 素材は何でできているか
- 付属品は揃っているか(共箱・共布・栞などが残っているか)
6.鈴木 其一の掛け軸作品の取引相場や取引参考価格
鈴木其一の作品はネットオークションなどでは真作とされる六曲一双の屏風で1,264,000円で落札された実績があります。画題は『春秋草花図』、サイズは全体が横幅353cm、高さ167.5cm、本紙は紙本紙本金地でで画寸は横幅336cm、高さ150.5cm、状態は「長い時代経過の中で多少のスレや小疵、傷みもありますが、ご覧のように目立つ傷みもなく総じて非常に良好な状態です。」と説明されていました。また真贋不確かな『藤花図』という作品では289,510円で落札されています。サイズは掛軸全体が長さ171cm、横幅37cm、本紙は絹本で画寸は長さ98.5cm、横幅34.5cm、状態は「本紙にシミがみられます。」と説明されていました。
7.鈴木 其一の掛け軸作品の買取についての情報まとめ
鈴木其一の作品は海外での評価が特に高く、大英博物館をはじめ錚々たる美術館に多くの作品が収蔵されています。近代に通じる都会的なセンスとダイナミックな画面構成でもって、琳派の流れに特異な存在を示しました。鈴木其一の掛け軸作品をお持ちでしたら、是非一度査定に出されてみることをお勧めいたします。
その他の掛け軸について
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