渓斎 英泉(けいさい えいせん)の掛け軸買取を実施中!【SATEeee掛け軸買取】へ

1.渓斎 英泉の掛け軸作品をお持ちで売りたいお客様へ

渓斎英泉は江戸後期に活躍した浮世絵師です。退廃的で妖艶な美人画で知られ、また名所絵や春画も多く手がけました。江戸幕末の美意識を反映した、最も浮世絵師らしい浮世絵師として愛好家も多く、高値での買取も期待できる作家といえるでしょう。

このページの目次

2.掛け軸作家「渓斎 英泉」についての概要

短躯で胴長、猫背、情念のこもった眼差し、といった濃艶にすぎる美人画が特徴とされる渓斎英泉。凄みのある美人画で名を挙げた英泉ですが、春画や艶本も数多く制作し、これも英泉の割いては語れない画業とされています。また浮世絵を愛好したゴッホの模写作品が、英泉の美人画『雲龍打掛の花魁』であることも有名です。

3.掛け軸作家「渓斎 英泉」の生い立ちや歴史

渓斎英泉は1791年、江戸の下級武士の子として生まれました。しかし仕官後讒言によって職を追われ、放浪の末、菊川英山門下の浮世絵師となります。はじめ師風に倣った美人画を描いていましたが、次第に独自の妖艶な美人画を描き、文化・文政期の江戸の美意識を反映した人気絵師として大成しました。美人画のほか春画や艶本、また名所絵や曲亭馬琴の『南総里見八犬伝』などの挿絵も手がけ、晩年には『无名翁随筆』は考証学的にも優れた随筆を著しました。

4.渓斎 英泉の掛け軸作品の代表作一覧

  • 雲龍打掛の花魁
  • 今様花鳥風月
  • 木曾街道六十九次(歌川広重との合作)
  • 洲崎の芸妓図・月下舟着場図
  • 見立女三の宮図

5.渓斎 英泉の掛け軸作品の買取査定ポイントのご案内

渓斎英泉は江戸後期の世相を様々な作品に写し取った人気浮世絵師です。高値での買取には間違いなく渓斎英泉の真作であることが条件ですが、作品はどのジャンルのものか、保存状態はどうか、装丁は整っているかなどによっても査定額は大きく変動します。

代表的な掛け軸作品の査定ポイント
  • 渓斎英泉本人の作であるかどうか
  • 作者の署名(銘)があるか
  • どの画法によるものか(錦絵か、肉筆か、など)
  • 画題はなにか(美人画か、名所絵か、など)
  • 装丁はなにか(掛け軸か、揃物か、など)
  • 保存状態は良好か(欠けなどはないか)

6.渓斎 英泉の掛け軸作品の取引相場や取引参考価格

渓斎英泉の作品はネットオークションなどで500,000円の値段がついたものがあります。錦絵の掛け軸で作品名は『雲龍打掛の花魁』、サイズは掛軸全体が長さ137.5cm、横幅34cm、画寸は長さ73.5cm、横幅24.3cmとなっていました。また艶本は401,000円で落札された実績があります。作品は春画「ふじのゆき」で、サイズは縦約15.5cm、横約22.5cm、全3冊の木版画で、状態は「経年の劣化があります。シミ・汚れ・破れ・剥がれ等あります。」と説明されていました。

7.渓斎 英泉の掛け軸作品の買取についての情報まとめ

浮世絵師として多種多様な作品を数多く残した渓斎英泉。春画も多く手がけたため世間を憚る絵師という印象も伴い、正統派の春信や歌麿、北斎ほどの認知度はありませんが、ゴッホに模写されるなどその独特な画風に魅せられる浮世絵愛好家は多く、高値での買取を十分期待できる作家です。渓斎英泉の作品をお持ちでしたら、是非一度査定に出されてみることをお勧めいたします。

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