佐川田 昌俊(さがわだ まさとし)の掛け軸買取を実施中!【SATEeee掛け軸買取】へ
1.佐川田 昌俊の掛け軸作品をお持ちで売りたいお客様へ
佐川田昌俊は、安土桃山時代から江戸前期の武将です。松平・徳川氏に仕えた永井氏の家臣であり、山城国淀藩の家老でもあります。武士でありながら茶道、連歌、書に漢学を習い、特に歌道に優れた知勇兼備の人物であったとされています。集外三十六歌仙の一人で、その秀歌撰にも撰ばれました。
このページの目次
2.掛け軸作家「佐川田 昌俊」についての概要
武士の頃は上杉景勝、永井直勝、尚政と主君を転々とし、病に臥してからは隠居、洛南一休寺で静かに暮らした佐川田昌俊。家老として武士の実績を残しながらも、歌道に優れた佐川田昌俊は多くの歌を書き、ある者が里村昌琢(佐川田昌俊の連歌の師)に「連歌の第一人者はだれか」と聞いたところ、「西におのれ(昌琢)あり、東に昌俊あり」と答えたという逸話もあります。このことからも、当時それだけ佐川田昌俊が連歌に優れた人物であったことが伺えます。
3.掛け軸作家「佐川田 昌俊」の生い立ちや歴史
天正7年となる1579年、下野国に誕生した佐川田昌俊は、はじめ上杉景勝に仕え、その際上杉氏の家臣、木戸玄斎の養子となりました。関ヶ原の戦いでは西軍に所属。戦いに負傷して戦後は浪人となりましたが、徳川氏の家臣、永井直勝に気に入られ、大坂の陣では永井軍の大将を務めました。直勝の死後は永井尚政に仕え、家老として実験を握り、藩政を主導。寛永15年となる1638年、病にかかってからは息子の俊輔に家督を譲り、洛南一休寺に隠居しました。1643年に死去しています。
4.佐川田 昌俊の掛け軸作品の代表作一覧
- 松花堂上人行状記
5.佐川田 昌俊の掛け軸作品の買取査定ポイントのご案内
佐川田昌俊の書の買取査定におけるポイントは、まず真作であるかどうかという点です。時代が時代なために残されている作品も多くなく、鑑定が難しくなる可能性もあります。そのため、署名や落款などから真作であることを証明できれば高額査定も期待できます。また、しみや折れなども少なければその分買取額も高くなる可能性が高いでしょう。
代表的な掛け軸作品の査定ポイント- 佐川田昌俊本人の作品であること(証明書や鑑定書があるとなお良いです)
- 掛け軸であれば本紙や表紙の素材は何でできているか
- 保存状態が良好で、オレやシミなどが多くないか
- 付属品は揃っているか(共箱・共布・栞などが残っているか)
- 作者の署名・落款(らっかん)があるか
6.佐川田 昌俊の掛け軸作品の取引相場や取引参考価格
佐川田昌俊の作品は、真偽不確かな作品も出回っており、安いものでは数千円での取引があります。真作を謳っているものでは、下絵入りの短冊が国内のオークションで4,150円で取引されています。こちらは縦が36cm、横が5.7cmのもの、経年によるしみや痛みなどが見られるとの条件で出品されたものでした。また、「佐川田昌俊、書状」とされるものは18,370円での取引実績があります。こちらは本紙が縦19cm、横34.5cm、総丈が縦105cm、横36.5cmとなっている掛け軸で、経年による折れやしわがある、との解説つきです。
7.佐川田 昌俊の掛け軸作品の買取についての情報まとめ
武士として家老という大役まで登りつめ、歌にも優れた佐川田昌俊。その力強く優美な筆致で書かれた連歌は、丁寧に掛け軸として残されており、いかに当時、佐川田昌俊が優秀な歌人であったかを物語っています。署名や落款の有無により真作が証明できること、箱などの付属品が揃い、状態が良いことなどが高額査定につながりますので、佐川田昌俊をお持ちの方は、ぜひ一度査定に出されてみることをお勧めいたします。
その他の掛け軸について
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