山口 長男(やまぐち たけお)の掛け軸買取を実施中!【SATEeee掛け軸買取】へ

1.山口 長男の掛け軸作品をお持ちで売りたいお客様へ

山口長男は、洋画家です。日本の抽象絵画の先駆者として活躍しました。山口長男の典型的な作風は、黒系の地に黄土色または赤茶色系の大きな色面を配したものです。フォーヴ的性格をもった抽象絵画を得意としていましたが、そのなかに温かみを感じさせるところが山口長男の作品の魅力です。

このページの目次

2.掛け軸作家「山口 長男」についての概要

山口長男は現在の韓国ソウル出身で、本郷洋画研究所で岡田三郎助に学びました。東京美術学校(現在の東京藝術大学)に入学し、卒業後は渡仏しました。フランスではピカソ、ブラック、ザッキン、それに当時渡仏中だった佐伯祐三にも刺激を受けました。戦後は武蔵野美術大学の教授として、後進の育成に力を注ぎました。

3.掛け軸作家「山口 長男」の生い立ちや歴史

山口長男(1902年〜1983年)は京城府(現在の韓国ソウル)出身で、19歳のとき日本に来て本郷洋画研究所で岡田三郎助に学びました。20歳になると東京美術学校(現在の東京藝術大学)に入学し、卒業後は渡仏しました。戦後、二科展の再結成にあたり会員として参加し、1954年にニューヨークでのアメリカ抽象美術展に出品しました。また同年、武蔵野美術大学教授に就任。1955年以降、第3回サンパウロ・ビエンナーレ、第28回ヴェネツィア・ビエンナーレに日本代表として出品するなど、国外での活動も精力的に行いました。

4.山口 長男の掛け軸作品の代表作一覧

  • 劃-赤(1968年)
  • 脈(1968年)

5.山口 長男の掛け軸作品の買取査定ポイントのご案内

日本の抽象絵画の先駆的な開拓者の一人とされる、山口長男。人気があることの裏返しで、贋作も多く出回っています。そのため、真作であるかどうかが大きなポイントとなっています。鑑定書や証明書などで真作であることが証明できれば、高額査定になる可能性があるでしょう。また保存状態が良いか、箱があるかなども査定額UPの重要な要素です。

代表的な掛け軸作品の査定ポイント
  • 真作であるかどうか(証明書や鑑定書があればなお良い)
  • 作者の署名・落款(らっかん)があるか
  • 希少な作品であるか(欲しがる人が多いほど買取価格はあがります)
  • 素材の質、種類
  • 付属品の欠けはないか(共箱・共布・栞などが揃っているか)
  • 傷み具合はどうか(保存状態が良好であれば評価額が高くなります)

6.山口 長男の掛け軸作品の取引相場や取引参考価格

国内のネットオークションで、山口長男の抽象画『無題』が17万円で落札されました。この作品は直径29.5cm×69.0cm、紙本という条件で出品されたものです。経年による僅かな擦れや、汚れがあったものの、付属品(合わせ箱)も揃っていたため高値での取引が成立しました。

7.山口 長男の掛け軸作品の買取についての情報まとめ

山口長男の作品は、黒の地色の上に黄土色または赤茶色の絵の具を厚塗りするなど色数を限定した独特な抽象絵画で人気を得ました。山口長男本人の真作であるかどうかが高額査定の大きなポイントです。また保存状態は良いか、制作された年代やタイトルが明らかであれば買取額が上乗せされる可能性があるでしょう。

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