藤田 呉江(ふじた ごこう)の掛け軸買取を実施中!【SATEeee掛け軸買取】へ

1.藤田 呉江の掛け軸作品をお持ちで売りたいお客様へ

藤田呉江(1828年~1885年)は幕末には富山藩の儒学者として、また明治期には日本画家として活躍した人物です。江戸で儒者・藤森天山に師事し、帰郷後は藩校「廣徳館」の訓導として、維新後には公用人として藩に仕えました。職を辞してのちは書や墨画を能くし、特に南画を得意としました。

このページの目次

2.掛け軸作家「藤田 呉江」についての概要

若い頃より学問に秀でた藤田呉江は、富山より江戸に出て藤森天山の門下で儒学を学びました。維新後は文人画家としての活動をはじめ、まず狩野派の画風を学び、のち南宗画をよく描くようになります。第1回内国絵画共進会に『木芙蓉』を、また第2回巴里府日本美術縦覧会には『山水図』を出品。ほかにも勅命で青緑山水の掛幅を描いて天皇に献上されたとも伝えられ、呉江の画は高く評価されていたことが窺えます。

3.掛け軸作家「藤田 呉江」の生い立ちや歴史

藤田呉江は文政11(1828)年、藤田重孝の子として越中富山に生まれました。名は憲、通称は太郎兵衛、字は憲章があります。江戸で藤森弘庵に儒学を学び、帰郷して藩校広徳館の訓導として藩に勤めました。戊辰戦争の際には藩(新政府側)の横目として出陣。深手を負うも戦功が認められて富山藩公用人となっています。隠居後は狩野派・南画を研究し、文人画家として一家を成しました。絵画共進会審査委員。明治18年没、59歳。

4.藤田 呉江の掛け軸作品の代表作一覧

  • 呉江画帖(1879年)
  • 水墨山水図(1879年)
  • 木芙蓉(1882年)
  • 山水図(1884年)

5.藤田 呉江の掛け軸作品の買取査定ポイントのご案内

藤田呉江の査定にあたって重要なポイントは真作であるかどうかです。署名や落款のほかに真作を保証する箱書きや鑑定書などの書付があると査定価格は高くなります。また、サイズや仕立て、保存状態などによっても大きく評価が変わります。

代表的な掛け軸作品の査定ポイント
  • どのような仕立てか
  • 藤田呉江の署名・落款があるか
  • 作品は書か画か
  • 保存状態は良好か
  • 付属品の欠けはないか(共箱・共布・栞などが揃っているか)

6.藤田 呉江の掛け軸作品の取引相場や取引参考価格

藤田呉江の作品はネットオークションで真贋不確かなものでも37,101円の値が付いたものがありました。絖本水墨の山水図画讃もので、サイズは掛軸全体で205cm×68cm、本紙は140cm×53cm、状態は「シミ、折れ有り、箱破損」と記されていました。

7.藤田 呉江の掛け軸作品の買取についての情報まとめ

激動の幕末を富山藩士として生き、また明治の世を文人として過ごした藤田呉江。富山の偉人として蒐集家から人気の高い人物です。もし藤田呉江の作品をお持ちでしたら、ぜひ一度査定に出してみることをお勧めいたします。

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