岸岱(がんたい)の掛け軸買取を実施中!【SATEeee掛け軸買取】へ

1.岸岱の掛け軸作品をお持ちで売りたいお客様へ

岸岱は岸派の2代目の絵師です。父・岸駒と同じく鳥獣画、特に虎の画を得意としました。岸岱は父の画風を継承しつつ、四条派など他派の画風を融合した温和な作品や伝統的な大和絵の画題も手掛け、幅広い作風を示しました。

このページの目次

2.掛け軸作家「岸岱」についての概要

岸派は岸駒を派祖とする江戸後期から明治期にかけて興隆した日本画の一派で、虎というキャラクターをお家芸として京都画壇で絶大な人気を誇りました。岸岱(1782年~1785年)は江戸後期、岸駒の長子に生まれ、岸派を継承・発展させた岸派2代目です。父・岸駒の筆法を継承し、岸派の存続と発展に尽くしました。

3.掛け軸作家「岸岱」の生い立ちや歴史

岸岱は天明2(1782)年(または天明5年)、岸駒の長子に生まれ、幼いころより父に画法を学びました。画才が足りぬと父から厳しく責められた岸岱は、ひたすら努力と研鑽を重ねて、父の画法のみならず他派の画法も研究したといいます。文化5(1808)年筑前介に任ぜられ、父とともに金沢城内の障壁画を描き、天保7(1836)年には越前守に進みました。天保15(1844)年には金刀比羅宮奥書院の障壁画を制作を申し出、2ヶ月足らずで「柳の間」「菖蒲の間」「春の間」全てを完成させています。安政年間には御所造営の障壁画制作に岸誠・岸連山・岸竹堂らと共に参加しました。

4.岸岱の掛け軸作品の代表作一覧

  • 龍虎図(1836年~)
  • 鷹図(1838年)
  • 金刀比羅宮奥書院障壁画(1844年)
  • 陵王図・桜樹太鼓図衝立(1844年)
  • 巌上咆哮猛虎図(1862年)

5.岸岱の掛け軸作品の買取査定ポイントのご案内

岸岱は様々な画を描きましたが、やはり岸派のお家芸である虎の絵に人気があります。もちろん真作を保証する箱書きや極書といった書付などがあると査定価格は高くなります。また、サイズや保存状態、仕立てなども評価に大きく関わってきます。

代表的な掛け軸作品の査定ポイント
  • 何が描かれているか(虎が描かれているか)
  • 岸岱の署名・落款があるか(別号に卓堂、虎岳、紫水、同功館など)
  • 真作を保証する箱書や極書などが付いているか
  • どのような仕立てか
  • 付属品の欠けはないか(共箱・共布・栞などが揃っているか)
  • 保存状態は良好か

6.岸岱の掛け軸作品の取引相場や取引参考価格

岸岱の作品は、ネットオークションで真贋不確なものでも154,000円の値が付きました。絹本水墨の大幅で、画題は『虎図』、サイズは掛軸全体が222cm×82cm、本紙は130cm×70cmで、状態は「シミ有り」と記されていました。

7.岸岱の掛け軸作品の買取についての情報まとめ

岸岱は岸派の2代目として京都画壇に大きな勢力を築いた人物です。もし岸岱の作品をお持ちでしたら、一度査定に出してみてはいかがでしょうか。

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