山口 八九子(やまぐち はちくし)の掛け軸買取を実施中!【SATEeee掛け軸買取】へ
1.山口 八九子の掛け軸作品をお持ちで売りたいお客様へ
山口八九子は明治・昭和初期に活躍した京都出身の日本画家であり、俳人です。父や祖母の薫陶を受けて早くから画に親しみ、若くして才能を開花させました。緻密な描写の絵や、さらさらと一筆書きで描いたような素朴な絵、かわいらしい動物の絵など多数の作品を残しています。結核を患い44歳の若さで筆を絶ったのが惜しまれます。
このページの目次
2.掛け軸作家「山口 八九子」についての概要
山口八九子(1890年~1933年)は、第3回帝展で『浜木綿』が初入選して以降たびたび帝展に作品を発表し、入選を果たしました。また日本南画院にも第1回から入選をかさね、同人となっています。俳句も能くし、句を詠んでから絵をつける俳画風の作品も多くみられました。伝統木版を使用した封筒なども手がけています。
3.掛け軸作家「山口 八九子」の生い立ちや歴史
山口八九子は明治23年、京都に生まれました。名は直信、別号に小遊、紫陽花人、三樹洞主、華王子、破竹亭などがあります。春日絵所・勝山図書の娘であった祖母や、詩歌をたしなんだ父の影響もあり早くから画や文芸に親しみました。京都市立美術工芸学校絵画科に学んだのち、さらに京都市立絵画専門学校に進み卒業。中国元・明時代の南画を研究しながら画技の研鑽に励みました。また俳句にも優れ、「毎日新聞」京都俳壇では選者としても活動していました。帝展入選。日本南画院同人。昭和8年、44歳没。
4.山口 八九子の掛け軸作品の代表作一覧
- 浜木綿(1921年)
- 牡丹(1924年)
- 雲仙湯煙
- 海苔を採る(1927年)
- くらま山
5.山口 八九子の掛け軸作品の買取査定ポイントのご案内
山口八九子は、比較的新しい時代の作家ですので状態の良いものが好まれます。また真作を保証するものとして共箱などが揃っていると査定価格は高くなるでしょう。ほかにも仕立てやサイズ、画題などもあわせて総合的に評価されます。
代表的な掛け軸作品の査定ポイント- どのような仕立てか
- 山口八九子の署名・落款があるか
- 真作であるかどうか(箱書や極書などが付いているか)
- なにが描かれているか
- 付属品の欠けはないか(共箱・共布・栞などが揃っているか)
- 保存状態は良好か
6.山口 八九子の掛け軸作品の取引相場や取引参考価格
山口八九子の作品はネットオークションで37,000円の値で落札されていました。紙本の作品で画題は『石楠花』で、サイズは掛軸全体が206cm×52cm、本紙は138cm×34cm、箱書付で、状態は「シミ、ヨレ、ヨゴレ、ヤケがあります」と説明されていました。
7.山口 八九子の掛け軸作品の買取についての情報まとめ
俳句も能くし、帝展や日本南画院でも受賞を重ねた山口八九子。優しい画風の八九子の絵は多くに好まれ美術市場では盛んに売買されています。もし山口八九子の作品をお持ちでしたら、一度査定に出してみることをお勧めいたします。
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