黒田 清輝(くろだ せいき)の掛け軸買取を実施中!【SATEeee掛け軸買取】へ
1.黒田 清輝の掛け軸作品をお持ちで売りたいお客様へ
黒田清輝は近代日本美術界に大きな影響を与えた明治・大正時代の洋画家で、教育者、政治家としても活躍しました。明治時代の日本に西洋の外光表現を紹介し、洋画の革新を成し遂げた巨匠です。歴史的な価値も高く、高額査定となる可能性も高い作家です。
このページの目次
2.掛け軸作家「黒田 清輝」についての概要
黒田清輝(1866年~1924年)は鹿児島県に生まれ、号は水光と称しました。フランス留学中に画家になることを決意し、西洋画の画法を学びます。留学中に制作した『朝妝』が1893年にフランスの展覧会で入賞を果たしました。また、白馬会を結成し、東京美術学校の教授として多くの後進を育成するなど、日本洋画界発展に大きく貢献しました。
3.掛け軸作家「黒田 清輝」の生い立ちや歴史
黒田清輝は、幼い頃に上京し伯父である黒田清綱の養子となりました。1884年、17歳の時に法律を学ぶためパリに留学しますが、二年後に画家に転向しラファエル・コランの指導を受けました。1891年『読書』、1893年『朝妝』とパリのサロンでの入賞も相次ぎます。帰国後の1895年には『朝妝』を内国勧業博覧会に出展しますが、裸体画だったため大きな論争となりました。1896年には東京美術学校西洋画科の教授になります。美術教育にも尽力しながら、「構想画」を目指すなど新表現への飽くなき挑戦を続けました。後年は、貴族院議員や帝国美術院長の職でも活躍し、59歳で人生の幕を下ろしました。
4.黒田 清輝の掛け軸作品の代表作一覧
- 読書(1891年)
- 舞妓(1893年)
- 朝妝(1893年)
- 湖畔(1897年)
- 智・感・情(1899年)
5.黒田 清輝の掛け軸作品の買取査定ポイントのご案内
非常に高名な画家であるため市場価値は高く、希少価値のある真作が常に求められています。証明書やサインによって真作であることが証明できれば、高額落札の可能性が高まります。また、作品の保存状態や展覧会の出展実績なども重要なポイントです。
代表的な掛け軸作品の査定ポイント- 作者本人の作品であるか(証明書や鑑定書があるかどうか)
- 展覧会の出展実績があるかどうか(カタログや解説などがあるとなお良し)
- 保存状態は良好か(傷やシミ、カビなど汚れがないか)
- 作者のサイン(落款)があるかどうか
- 付属品が保管されているか(箱・袋・軸など)
- 装丁がされているか
6.黒田 清輝の掛け軸作品の取引相場や取引参考価格
肉筆の作品はおおむね高値で取引されることが多く、作家のサインの有無や付属品が揃っているかなどで査定額は大きく変動しています。縦135cm、横50cmの掛け軸『慈母観音』は、作品の保存状態も良好で、装丁がされており、軸先など付属品も残っていたため113,000円の高値がつきました。また、縦64cm、横50cmの風景画では、額装はされていませんが保存状態もおおむね良好で、イニシャルも確認できたため200,000円の高額落札となった実績もあります。
7.黒田 清輝の掛け軸作品の買取についての情報まとめ
自らの芸術の探求と、さらに後進の指導、美術行政に至るまで日本美術界に献身した黒田清輝は、「日本近代洋画の父」とも称されています。サインなどで真作だと確認できる作品など思わぬ高額査定となることも十分ありますので、お手元に黒田清輝作品をお持ちでしたら、ぜひ査定に出されることをお勧めします。
その他の掛け軸について
お手持ちの品物名や作者などご入力し検索をすると、品物の取引相場価格や品物情報などを閲覧する事ができます。