桑原 翠邦(くわはら すいほう)の掛け軸買取を実施中!【SATEeee掛け軸買取】へ

1.桑原 翠邦の掛け軸作品をお持ちで売りたいお客様へ

桑原翠邦は、東宮御所書道御進講にもなった日本書壇随一の大家です。師である比田井天来の書を普及するべく日本全国を巡ったため、旅の書家とも呼ばれています。非常に高名な書家のため作品の市場需要も高く、期待を上回る査定額となる可能性もあります。

このページの目次

2.掛け軸作家「桑原 翠邦」についての概要

桑原翠邦(1906年~1995年)は北海道帯広市の出身で、本名は清美といい、翠邦、魚目と号しました。27歳で上京し比田井天来のもとで己の書芸を磨いていきます。天来の命により北京にも赴き、中国でも書道の教授に力を注ぎました。また、20年もの間、全日本書芸文化院会長の重責を果たし、日本書道界に大きな功績を残しました。

3.掛け軸作家「桑原 翠邦」の生い立ちや歴史

桑原翠邦は1921年、16歳の時に札幌鉄道局教習所に就学し、大塚鶴洞に書の指導を受けました。1924年に卒業後はいったん就職しますが比田井天来の勧めで1932年に上京し、書学院教授として天来を支えました。1948年には日本書道美術院理事となり、その後は創作活動にまい進しながら展覧会の審査員などを歴任し、書道の発展に努めました。1972年には東宮御所書道御進講を拝命し職務の全うに後の人生を捧げ、90歳で逝去しました。

4.桑原 翠邦の掛け軸作品の代表作一覧

  • 臨智永千字文(1957年)
  • 臨魯孝王刻石(1959年)
  • 臨十七帖(1963年)
  • 信(1970年)

5.桑原 翠邦の掛け軸作品の買取査定ポイントのご案内

桑原翠邦は日本書道界を代表する巨匠のため贋作が出回っている可能性もあり、真作であるかどうかが重要な査定ポイントです。また、保存状態が良いか、付属品が揃っているか、作品の大きさなども重要で、条件が揃えば高額査定の可能性も十分あります。

代表的な掛け軸作品の査定ポイント
  • 作者本人の署名(落款)があるか
  • 保存状態は良好か(シミ、カビ、欠けなどがないと査定額は上乗せできます)
  • 付属品は揃っているか(共箱・袋・軸先などが残っているか)
  • 桑原翠邦の真作であるかどうか(証明書や鑑定書があればなお良し)
  • 尺の大きさはどうか
  • 素材は何でできているか

6.桑原 翠邦の掛け軸作品の取引相場や取引参考価格

署名、落款のある作家肉筆の作品はおおむね高い評価を受けています。作品の保存状態、付属品が揃っているか、尺の大きさなどで査定額は大きく変動しており、作品全体が縦177.5cm、横38cm、本紙が縦109.5cm、横27cmの掛け軸『和敬清寂』は、本紙に少しシミがある状態でしたが付属品を含め作品の保存状態がおおむね良好で、署名、落款があり、骨製の軸先もあり51,005円で落札されました。証明書や共箱が付いているなどさらに条件が整えば、より高額となる可能性もあります。

7.桑原 翠邦の掛け軸作品の買取についての情報まとめ

書道の発展のため日中両国に足を運び、数々の大役をは果たしてきた桑原翠邦は、晩年に至ってもなお新しい書の世界を追い求めていたといいます。全国を訪れていたため、現在でも日本各地に作家の書が多く残されていると言われます。署名、落款のある保存状態の良い書作品は高額落札の好機です。お手元に桑原翠邦作品がありましたら、ぜひ査定に出されることをお勧めします。

その他の掛け軸について