丹羽 海鶴(にわ かいかく)の掛け軸買取を実施中!【SATEeee掛け軸買取】へ

1.丹羽 海鶴の掛け軸作品をお持ちで売りたいお客様へ

丹羽海鶴は「海鶴流」と呼ばれる独創の書風が大変な人気を博した、明治期から大正期の書家です。また、習字教科書を刷新するなど書道教育の分野でも大きな功績を残しました。後世の書家に与えた影響も大きく、真筆は予想以上の高値も期待できる作家です。

このページの目次

2.掛け軸作家「丹羽 海鶴」についての概要

丹羽海鶴(1864年~1931年)は岐阜県恵那郡に生まれ、本名は正長、字は寿郷といい海鶴と号しました。師匠、日下部鳴鶴のもとでその才能は大きく花開き、「鳴鶴四天王」の一人と称されています。柔和で端正な海鶴流は書道教育に採用され、海鶴は学習院教官、文部省教員検定試験委員などの要職に就き書道教育を力強くけん引し、また、多くの弟子の育成にも尽力しました。

3.掛け軸作家「丹羽 海鶴」の生い立ちや歴史

丹羽海鶴は幼い頃から書の研究に没頭し、飛騨の高山小学校の教師となった後も書道の探究をさらに推し進めます。1888年、26歳の頃に日下部鳴鶴と出会い衝撃を受け、その翌年に上京し鳴鶴に入門しました。約10年間、中国六朝や晋唐の書跡を熱心に学び、独自の書風が冴える傑作を創造していきました。多くの書道会の役員や審査員なども歴任し多忙を極めましたが、後進の育成にも力を尽くし、田代秋鶴、鈴木翠軒など多くの書家を育て、67歳で逝去しました。

4.丹羽 海鶴の掛け軸作品の代表作一覧

  • 崔子玉座右銘
  • 教育勅語
  • 書範
  • 中等習字帖

5.丹羽 海鶴の掛け軸作品の買取査定ポイントのご案内

丹羽海鶴はその書風で時代を席巻した巨匠で門下生も多いため、真筆の価値は高いと言えます。作品の買取査定のポイントは、まず真作であるかどうかが重要です。証明書などで真作が保証されれば高い値がつく可能性は高くなり、保存状態が良い、共箱など付属品が揃っているといった条件も査定額上乗せのポイントとなります。

代表的な掛け軸作品の査定ポイント
  • 作者本人の作品であるか(証明書や鑑定書があとなお良し)
  • 付属品が保管されているか(箱・袋・軸など)
  • 作者のサイン(落款)があるかどうか
  • 保存状態は良好か(傷やシミ、カビなど汚れがないと査定額はアップします)
  • 装丁がされているか
  • 作品の尺はどうか

6.丹羽 海鶴の掛け軸作品の取引相場や取引参考価格

肉筆の作品は、真作保証の有無、付属品が揃っているか、保存状態が良いかなどで査定額は大きく変動しています。『清風徐来』という扇面の書を表装した掛け軸は、作品全体サイズが縦112cm、横69.5cm程度、本紙が縦22cm、横49cmで、署名、落款があり真作保証済みで、木製の軸先が残っていましたが、日焼け、シミ、折れなどがある保存状態で14,000円で落札されています。保存状態が良好で証明書がついているなどさらに条件が整えば、高額査定の可能性も高まります。

7.丹羽 海鶴の掛け軸作品の買取についての情報まとめ

丹羽海鶴の書は奇抜さがないがゆえに、手元に置き毎日をともに過ごすことで、深い精神性を体感できるとも言われ、多くの愛好家が作家の手になる作品を待望しています。署名や落款、証明書などで真作の確認ができる保存状態の良い書の掛け軸などは、意外な高額落札となることもあります。お手元に作品がありましたら、ぜひ査定に出されることをお勧めします。

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