狩野 永泰(かのう えいたい)の掛け軸買取を実施中!【SATEeee掛け軸買取】へ
1.狩野 永泰の掛け軸作品をお持ちで売りたいお客様へ
狩野永泰は江戸後期の京都を中心に活躍した京狩野の絵師でした。冷泉為恭の父として知られています。永泰の父・永章は、狩野元信に憧れた復古調の京狩野実力派の絵師だったそうです。
このページの目次
2.掛け軸作家「狩野 永泰」についての概要
狩野永泰(生年不明~1842年)は江戸時代後期の京狩野の絵師です。代表作には放生会(ほうじょうえ)の様子を描いた『放生会』という珍しい作品があります。放生会とは捕獲した魚や鳥獣を野に放し、殺生を戒める宗教儀式で、この絵は浄土宗の僧・純称の功績を讃えるために描かれたものでした。
3.掛け軸作家「狩野 永泰」の生い立ちや歴史
狩野永泰は狩野永章(景山洞玉)と俳人・白絲の子として京都に生まれました。名は泰、字は東美、通称は式部、京狩野家9代狩野永岳は永泰の兄です。俳人・北川梅價の娘・織乃を妻とし、その間に生まれた三男が冷泉為恭でした。『平安人物志』文政5年、同13年、天保9年版に掲載されており、その記述から推測すると、初め橘泰と名乗り、父を次いで二代景山洞玉、やがて狩野姓を受け其同、永泰と称するようになったと思われます。また一時期大坂に住み、絵師・和田呉山らと交流しました。大坂城障壁画制作にも参加し、大坂の人名録『続浪華郷友録』にも伊勢守として載っています。
4.狩野 永泰の掛け軸作品の代表作一覧
- 中国故事図押絵貼屏風
- 富士越龍之図
- 放生図
- 真田信利像
- 天保山真景図
5.狩野 永泰の掛け軸作品の買取査定ポイントのご案内
査定においての重要なポイントは作品の真贋にありますが、これには専門家による鑑定が必要となります。作品に鑑定証や極が付いていたり、由来などがあれば査定額も高くなるでしょう。そのほかにもサイズや状態、希少性なども評価に大きく影響してきます。
代表的な掛け軸作品の査定ポイント- 狩野永泰の署名・落款があるか
- 名家の旧蔵など、由来があるか
- 希少な作品であるか
- 鑑定証や極や書付などが付いているか
- 付属品の欠けはないか(共箱・共布・栞などが揃っているか)
- 傷み具合はどうか(保存状態が良好であれば評価額が高くなります)
6.狩野 永泰の掛け軸作品の取引相場や取引参考価格
狩野永泰の作品としてネットオークションでは真贋不確かな作品でも37,500円で落札されたものがありました。絹本着色の大幅で、サイズは掛軸全体が137cm×96.5cm、本紙が56cm×83cm、軸は木製で、状態は「イタミ、シミ有り。」と記されていました。
7.狩野 永泰の掛け軸作品の買取についての情報まとめ
狩野永泰の作品はあまり数多く出回っていません。永泰は冷泉為恭の父として知られていますが、自身の作品も関西の博物館を中心に所蔵されている評価の高い作家です。狩野永泰の作品をお持ちでしたら、ぜひ一度査定に出してみることをお勧めいたします。
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