土佐 光清(とさ みつきよ)の掛け軸買取を実施中!【SATEeee掛け軸買取】へ

1. 土佐 光清の作品を売りたいお客様へ

土佐光孚の長男として生まれた土佐光清は、のちに土佐派分家三代目となる人物です。弟の土佐光文は、本家の嗣子として宗家を継ぐ事となりますが、兄弟ともに土佐派の絵師として禁裏画所を務める事になります。

このページの目次

2. 土佐 光清についての解説

宗家22代目を継いだ土佐光文と、同じ時代に活躍する土佐光清は、幕末から明治にかけて多くの宮中画事をこなしていきます。病弱の身でありながら、父光孚の後を受け継ぎ、分家三代目として土佐派の古画を学び、画風の刷新に努めた人物でもあります。京都御所には現在もなお、障子絵やふすま絵など多くの作品が残されており、清涼殿には現在でも多くの土佐光清の作品を閲覧することができます。

3. 土佐 光清の歴史

土佐派の分家二代目として、京都で生まれた土佐光清は、伝統的な土佐派の画法を父に習ってその跡を継ぎ、禁裏画所を務めあげました。その才能は、幼少の頃から非凡なもので、数え10歳で従六位上・豊前介に叙されると、17歳で正六位下となり、その後も本家を継いだ弟・光文共に多くの画事をこなし、安政度御所造営でも活躍しました。さらに出世を重ね、1854年2月19日には50歳で従四位下に叙される事となります。残念ながら、その後8年でこの世を去ることになりますが、土佐派の伝統的な画風を踏襲しつつも、京都御所の清涼殿には貴重な作品を多く残しました。

4. 土佐 光清の代表作

  • 荒海障子(1855年)
  • 昆明池障子(昆明池水戦図・嵯峨野小鷹狩図) (1855年)
  • 辰野市図襖・難波江図(1855年)
  • 春夏秋冬花鳥図 (1855年)
  • 義家公泰平図

5. 土佐 光清の作品の買取査定ポイント

幕末の宮中文化に接する事のできる土佐光清の作品は、そのほとんどが宮内庁所蔵ということもあり、美術館などで鑑賞する機会などがあります。色鮮やかで雅な障壁画は、当時の色そのままに残されています。オークションなどで、見る事のできる土佐光清の作品は、掛け軸などの小物が多く、保存状態の良しあしが価格に大きく左右されます。

代表的な査定ポイント
  • 保存状態の良しあし (シミ、カビ、しわ、破れ、日焼け、色落ち、虫食いなど)
  • 共箱・箱書きの有無
  • 取引きの市場価格相場
  • 付属品あるいは付属部の保存状態
  • 署名あるいは落款が押されているか

6. 土佐 光清の作品の取引相場価格

一般的には、あまり多く出回ることのない土佐光清の作品ですが、掛け軸などは模写を含めて出品されていることもあります。真作とされる土佐光清の作品には、題名 桜花人物図 軸丈 縦 197㎝×幅 77㎝の大きさで、あまり状態は良くないようです。入札開始価格として、10,000が提示されていました。

7. 土佐 光清の作品の買取についてのまとめ

土佐光清は、宮中絵師ということもあって、その作品が数多く出回ることはあまりないようです。美術価値がありますので、模写といった作品でも、床の間などに飾ればかなりの雰囲気を出すことができるでしょう。