河原 勇夫(かわはら いさお)の作品を高価買取!掛け軸作家の査定ポイントを徹底解説!

1.河原 勇夫の作品を売りたいお客様へ

河原勇夫は、1914年(大正3年)に名古屋に生まれた日本画家です。四季折々の花々や色彩鮮やかな生き物を描く花鳥画を得意とし、作画期には帝文4回入選。更には日展14回入選、新文展文展2回入選を果たしました。オークションサイトでは真贋不確かなものを含めても多くの作品を確認することができ、人気の高さが窺える画家です。

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2.河原 勇夫についての解説

河原勇夫の作品は、四季折々の優美な自然と色彩鮮やかな鳥が描かれている作品が多く残されています。花鳥の他にも夏の涼を感じせる鯉の作品や、かまきり、蛙など多様な生物を描いています。河原勇夫は三宅鳳白や金島桂華に師事しており、四条派と院体風を取り入れた花鳥図は、河原勇夫の作風に影響を与えていると言われています。

3.河原 勇夫の歴史

河原勇夫は名古屋出身の日本画家です。現在の京都市立芸術大学にあたる京都絵画専門学校で三宅鳳白に師事し、国際美術展に初入選を果たします。1935年(昭和10年)に名古屋市民展に出品し、褒状第一席を受賞しました。1936年(昭和11年)には改組帝展に初入選を果たします。その他にも新文展入選2回など芸術性を高く評価されました。山水や花鳥を得意とした三宅鳳白の画風に影響され、花鳥を中心とした作品が多く残されています。名古屋市展市長賞、大阪市美術展市長賞など、多数の賞を受賞しました。

4.河原 勇夫の代表作

  • 双鯉
  • 四季花鳥揃
  • 四季花鳥短冊

5.河原 勇夫の作品の買取査定ポイント

河原勇夫の真作を保証するものが付いていると査定価格は高くなるでしょう。ほかにも仕立てやサイズ、画題などもあわせて総合的に評価されます。

代表的な査定ポイント
  • 真作かどうか(印や落款が確認できるか)
  • 保存状態は良好か(補修せずにそのままお持ちください)
  • いつの時代の作品であるか
  • 掛け軸の素材の質、種類
  • 付属品の欠けはないか(共箱・共布・栞などが揃っているか)

6.河原 勇夫の作品の取引相場価格

河原勇夫の掛け軸などの作品はネットオークションなどでは真贋不確かなものでも数千円程度から数万円で取引されています。河原勇夫本人の作品を保証されている『双鯉』という作品は、サイズは額寸縦約142cm×横約66.2cm、画寸縦約44cm×横約51cm、落款・印共にあり、作品状態は「概ね良好、付属品として「共箱・太巻き・タトウ箱付」とするものが、35,000円で落札されています。

7.河原 勇夫の作品の買取についてのまとめ

河原勇夫は、2005年(平成17年)に逝去するまで、多くの魅力的な作品を残してきました。繊細な筆づかいと優美な色づかいにより描かれた花々は、多くの人を魅了し続けてきました。根強い愛好家の支持が期待できるため、作品を所有されている方は一度査定することをお勧めします。