鹿子木孟郎(かのこぎ たけしろう)の作品を高価買取!掛け軸の査定ポイントを徹底解説!

1.鹿子木孟郎の作品を売りたいお客様へ

鹿子木孟郎は岡山市で生まれた明治時代から昭和前期にかけて活躍した洋画家です。彼の絵は写実的で、主に肖像画を得意としていました。独特なタッチで描かれる絵はモデルに忠実な表現をした画風で、勲章を贈られるなど高い評価を得ています。

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2.鹿子木孟郎についての解説

鹿子木孟郎は少年の頃から画塾に入学して洋画家を志しており、東京に出てからは小山正太郎の不同舎にて学びます。3度に渡るフランス留学ではジャン=ポール・ローランスにも指示し、各国を周りながら油絵技法を学び、自らの画風を確立していきました。関西美術院では教授を経て院長も務め、指導者としても活躍をしました。

3.鹿子木孟郎の歴史

鹿子木孟郎は1874年11月9日に岡山県岡山市東田町に三男として生まれました。幼い頃から洋画家を志しており、14歳の時に天彩学舎にて松原三五郎より学び、その後は上京して小山正太郎の不同舎にて腕を磨くことになります。フランス留学を3度経験しており、フランス画家の巨匠であるジャン=ポール・ローランスやエミール=ルネ・メナールの元で学びました。日本に帰ってきてからは制作活動を行いながら指導者としても活動を行い、京都高等工芸学校や関西美術院にて後進の育成につとめました。1941年、脳溢血のため静養中の際に尿毒病を併発して死去しました。

4.鹿子木孟郎の作品の買取査定ポイント

鹿子木孟郎の作品は写実的で現実をありのままに描いた画風が特徴的で、当時の様子を細かに伺えると高い評価を得ています。買取査定のポイントとしては、鹿子木孟郎本人が描いた真作であるかどうかや、作品の状態、作品そのものの希少性の高さが重要な点となってきます。

代表的な査定ポイント
  • 真作であること
  • 作品の希少性
  • 作品の状態

5.鹿子木孟郎の作品の取引相場価格

鹿子木孟郎の洋画作品はおよそ60,000円で取引されています。美品ですが、昔の作品であるため、多少の汚れなどはあります。画集の一頁を額装した作品も流通しており、そういった作品の取引相場は20,000円から30,000円の間となっており、比較的手に入れやすい価格となっています。洋画だけでなく掛け軸などもあり、こちらの価格は20,000円前後が相場となっています。流通は比較的多いようですが、希少性の高いものについては相場を大きく上回る作品もあるようです。

6.鹿子木孟郎の作品の買取についてのまとめ

鹿子木孟郎は日本の近代芸術を支え、写実的な作品は当時の文化を良く知ることができる貴重な資料でもあります。代表作は美術館などにも所蔵されることが多いので、希少な作品は思わぬ価格になる可能性もあるでしょう。