昇外義(のぼり がいぎ)の作品を高価買取!掛け軸の査定ポイントを徹底解説!
1.昇外義の作品を売りたいお客様へ
昇外義は昭和に活躍した日本画家です。モデルを徹底的に分析して、精密に描き込む画風は見る者を引き込む力を持っています。淡い色彩と綿密な描写は平面上での独特な美しさを醸し出しています。日本画においても新たな技法により表現を模索していく中で、昇外義は古くより続く伝統技法を徹底して守りました。
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2.昇外義についての解説
昇外義は山水画や花鳥画を得意とする日本画家で、入念な写生による細部の精密な描写が特徴的となっています。緻密な線画は淡い色彩と合わさり、繊細な美が感じられます。自然そのものを見たままに描き出すという画風は絵に生命が宿り、風流を解する日本人に寄り添うような美しさに溢れています。
3.昇外義の歴史
昇外義は1925年に富山県高岡市にて誕生しました。現在京都市立美術大学である京都市立絵画専門学校に入学し、風景画の巨匠である小野竹喬や近代的な花鳥画を手掛けた上村松篁らの下で日本画を学びました。卒業後は神戸に移住して神戸市立入江小学校で教職を務めながら画技の研鑽をします。38歳の時に退職をして画業に専念すると、県の文化賞などを受賞します。昇外義は画壇には属さずに個展主義を通しており、1987年には中国の天津美術学院でも個展を開き、国際的にも活躍しました。1995年、享年70で死去しました。
4昇外義の代表作
- 芙蓉(1980年)
- 牡丹図
5.昇外義の作品の買取査定ポイント
精密な線画の緻密な描写による美しい自然を描き出した昇外義の作品の買取査定ポイントは、やはり本人が制作したものである真作かどうかが買取価格を決定する大きな点となってきます。また、作品状態が良好であるかや、希少性の高さなども買取価格に影響があるでしょう。
代表的な査定ポイント- 真作であること
- 作品の希少性
- 作品の状態
6.昇外義の作品の取引相場価格
昇外義の作品は流通量が少なく、買取相場も不明瞭な点が多いですが、おおよそ20,000円前後で取引されていると考えられます。希少性が高く、状態の良いものであれば、より高い買取価格で取引される可能性が高いです。また、作品を集めた画集も流通しており、こちらの買取相場は40,000円前後となっています。外箱がきちんと保存されており、経年劣化による痛みなども少ない様であれば、より高額で取引される場合もあるでしょう。
7.昇外義の作品の買取についてのまとめ
近代日本画家たちが新しい画法を極めようとする中、原点に立ち戻り徹底した写生で自然の美を描いた昇外義。作品自体の流通量が少ないので、希少性の高い作品は思わぬ価格で流通することになるかもしれません。
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