伊東 万耀(いとう まんよう)の作品を高価買取!掛け軸の査定ポイントを徹底解説!

1.伊東 万耀の作品を売りたいお客様へ

伊東万耀は、父に日本画の巨匠伊藤深水、妹に女優タレント朝丘雪路を持つなど、芸能一家の次男として東京に生まれます。父の才能を受け継ぐように、現代的な人物群像で高い評価を受けています。数々の美術賞を受賞し、将来を期待されていましたが、49歳という若さで亡くなりました。今回は伊東万耀について学んでみましょう。

このページの目次

2.伊東 万耀についての解説

伊東万耀は、美人画で有名な伊藤深水の次男として、東京都に生まれ、父に師事しました。戦前は各種美術展に出品しては入選を繰り返し、現代的な人物群像で評判を得て、業界からも注目を集めました。文展で初入選した以降は、日展を中心に活動しています。人物を美しく描くのが得意で、より現代的なタッチで人物群像を描く画風で人気を集めています。49歳で早生したので、作品数が極端に少ないこともあって、たまに出てくると高値になります。

3.伊東 万耀の歴史

伊東万耀は、1921年人気浮世絵師兼日本画家であった父伊藤深水の次男として、東京都に生まれます。日本画を本格的に学ぶため、父に入門し、朗峯画塾展や青衿会展など、各種美術展に出品しては入選を繰り返しました。人物画や花鳥画などを描いていましたが、1941年文展で”楽人”で初入選後は、日展を中心に活動し始め、特に人物群像で注目を集めるようになりました。1950年日展依嘱に1967年に”踊る”で、内閣総理大臣賞を受賞します。翌年、芸術院賞を連続受賞するなど、父親ゆずりの才能を開花させました。1970年49歳で早生します。

4.伊東 万耀の代表作

  • 『白百合』

5.伊東 万耀の作品の買取査定ポイント

伊東万耀は、大変貴重な作品が多い為、真作の是非は注意深く確認する必要があります。作品表面に伊東万耀の直筆サインと落款があります。これを見つけてください。落款は”万”一文字だけのわかりやすい形状です。たまに”燿”の落款や共板を見つけることもあります。右下か左下に通常あります。額裏に共シールも貼ってあるので、模写やコピー版とを見分けるきっかけにはなるでしょう。額と共に美品であること、もちろん真作であることは高値の必須条件です。

代表的な査定ポイント
  • 直筆サイン
  • 落款
  • 共シール
  • 共板
  • 真作
  • 美品

6.伊東 万耀の作品の取引相場価格

伊東万燿というと、どうしても師匠の父との関連で見られることが多く、すべてひっくるめて取引価格を見ていくと、平均15.000円弱になります。伊東万燿の代表作”百合”は、20号の大作(91×68cm額付)で、30.000円で落札されました。2015年版の”美術年鑑”物古欄では、評価額が12号で200万円と明記されています。高級額装されています。少々経年劣化していますが良品です。伊東万燿は水彩画も描いています。得意の人物画ですが、1.800円での取引です。サイズは76.7×70.9cmです。経年劣化の跡がみられます。

7.伊東 万耀の作品の買取についてのまとめ

伊東万耀の作品は入手困難と言われているだけに、希少価値は高いです。数少ない作品を見たがっている人が大勢いるのです。花鳥画を描いていた時代の作品のいくつかは、ヤフオクで一部見かけますが、晩年近くでは人物群を、しかもより美しく描いていました。心当たりがあるならぜひ査定をおすすめします。