尾山 幟(おやま のぼり)の作品を高価買取!掛け軸の査定ポイントを徹底解説

1.尾山 幟の作品を売りたいお客様へ

尾山幟は、昭和から平成時代の日本画家です。日展と個展を中心に中央画壇で活躍しました。その作風は点描で描き出された花鳥画で高い評価を得ています。尾山幟の自然への関心と畏敬の念は、画家としての哲学といえます。

このページの目次

2.尾山 幟についての解説

尾山幟は、多摩美術学校日本画科を卒業後、郷里の釧路で釧路高等学校女学校の教員として美術を教えていましたが、31歳のとき画家を志して再度上京します。同年には日展入選、その後も受賞を重ねます。この連続受賞により日本画壇に高い評価を得ることとなりました。その作風は豊かな色彩があふれており、写実と装飾を融和した独特の画風となっています。

3.尾山 幟の歴史

尾山幟は、大正10年北海道釧路市に生まれました。昭和20年多摩美術学校日本画科を卒業後、釧路高等女学校で美術講師を務めましたが、昭和26年再上京し、岳陵塾蒼野社で学びます。同年日展に初入選、翌年には特選・朝倉賞、昭和30年に特選・白寿賞を受けるなど活躍しました。その後日展の審査員、会員を務め評議員となりました。平成7年に74歳で死去。同年の日展に「寂」が遺作として出品されました。

4.尾山 幟の代表作

  • 『緑苑』(1951)
  • 『蒼苑』(1952)
  • 『彩苑』(1953)
  • 『叢』(1955)

5.尾山 幟の作品の買取査定ポイント

尾山幟の作品は、あふれ出るような豊かな色彩と装飾的な画面構成でまとめあげた独特な画風で、高い評価を得ています。それゆえに、真に本人の作品である(真作)かどうかが大変重要な買取査定ポイントとなります。流通量も多くはありませんので、作品の状態が良質であり大判サイズであれば、高額で取引される可能性があります。

代表的な査定ポイント
  • 真作であること
  • 日本画のサイズ
  • 作品の状態(染み、汚れ、破れがない)
  • 付属品(箱、額縁等)の有無

6.尾山 幟の作品の取引相場価格

尾山幟の作品は、画集画が20.000円前後で取引されています。掛け軸が7.100円で取引されていました。日本画は真作で1.500円~80.000円で取引されています。作品のサイズは色紙大の大きさで1.500円~5.000円でした。他の作品ではサイズは8号~15号とさまざまで、比較的大きなサイズのほうが高額で取引されていました。尾山幟の作品は書画・骨董作家辞典では1.900.000円の評価となっており、年々評価が高くなってきています。また、作品の流通量も少ないので、作品の状態、サイズ、希少性によっては先に紹介した金額をさらに上回る可能性があります。

7.尾山 幟の作品の買取についてのまとめ

尾山幟は、日展と個展を中心に中央画壇で活躍した日本画家です。自然への関心と畏敬の念を哲学として描かれたその花鳥画は、大変な高評価を得ています。作品の流通量も多くはないので良質な作品が市場に出れば、高額な金額で取引される可能性があるでしょう。