田能村 直入(たのむら ちょくにゅう)の作品を高価買取!掛け軸の査定ポイントを徹底解説!
1. 田能村 直入の作品を売りたいお客様へ
田能村 直入は、幕末から明治時代にかけて活躍した日本画家です。田能村竹田の画塾で才能を見いだされ、養嗣子となりました。その才能は絵画だけに留まらず、儒学、漢詩、茶道、さらには剣術までもを身につけた、英俊豪傑な人物でした。作風は色淡くとも、力強さがあり、生命力の溢れた秀作の数々となりました。
このページの目次
2. 田能村 直入についての解説
田能村直入は、芸術の才能溢れる人物でしたが、その才能に溺れることのない努力家としても有名でした。また、情熱と感受性が人一倍強く、見聞を広げるべく豊後から大阪へ渡り、数多くの文化人と交流を持ちました。当時より評価の高かった田能村直入ですが、その文化活動の功績は現代日本画界にも多大な影響を与えています。
3. 田能村 直入の歴史
田能村直入は、1814年大分県に生まれ、7歳の頃から画法を学んでいき、9歳になると田能村竹田の画塾へ入塾しました。才能を見いだされた直入は養子として迎え入れられ、芸術の才能に磨きをかけました。竹田と共に大阪へ入ると、文人画家の岡田半江らと交友を深めました。師の没後、堺に画塾を設立すると、300人以上の門下を集めました。63歳になると京都博覧会を開催し、自ら作品を出品し受賞するという偉業を遂げています。その翌年、京都府画学校を設立し、後任の育成に尽力しました。1907年、享年95歳で死去しました。
4. 田能村 直入の代表作
- 黄檗山獅子林真景図
- 花鳥図(1847年)
- 十六大阿羅漢青緑山水図(1853年)
- 平江秋色図(1888年)
- 山水図屏風(1898年)
5. 田能村 直入の買取査定ポイント
田能村直入の作品は文人画界の発展に強く影響を与えており、現在も高く評価されています。描くモチーフは人物、動物、草花と多岐に渡りますが、中でも山水画が多く残されています。どの作品も強い生命力を感じさせるような、荒々しく、それでいて鮮麗された筆致のため、焼けや色味の変化が少なければ高額の査定額となる場合もあるでしょう。
代表的な査定ポイント- 真作かどうか
- 描かれたモチーフ
- 作品の状態(ヤケ、ヨゴレ、破れなど)
- 年代
- 箱の有無
6. 田能村 直入の作品の取引相場価格
田能村直入の作品は、現在でも非常に人気が高く、遺された作品も数多いです。描かれているモチーフによって値段は変動しますが、横30cm×縦100cmほどの掛け軸は、手の届きやすい1万円台から取引されています。色味が鮮やかであったり、田能村直入らしい力強い生命力が表現されている作品には、ほぼ同じサイズでも3万円~5万円と高騰していきます。希少性の高い作品には数十万円の値がつく事もあり、中でも蓬莱一角松鶴高士双幅という作品はおよそ35万円で取引されています。
7. 田能村 直入の作品の買取についてのまとめ
芸術において非凡な才能と努力を持ち合わせ、次代の育成にも熱心に取り組んだ田能村直入は、文化人として後世にその功績を残しました。その筆致から描かれる荒々しく、力強く、しなやかで豊かな作品は生命力に満ち溢れています。現代においても高く評価されており、作品によっては非常に高額な査定を期待できるでしょう。
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