青山 杉雨(あおやま さんう)の掛け軸買取を実施中!【SATEeee掛け軸買取】へ

1.青山 杉雨の掛け軸作品をお持ちで売りたいお客様へ

青山杉雨は昭和時代から平成時代に活躍した書家です。実作、古典研究ともに力を入れ、杉雨の作品は昭和から平成にかけての書壇に深く影響を与えました。日本のみならず国際的にも評価を受け、人気の高い書家であるため、高額な査定になることもあります。

このページの目次

2.掛け軸作家「青山 杉雨」についての概要

青山杉雨は、大池晴嵐、西川寧に師事し、篆書と楷書を基礎とした独自の書風を確立しました。実作と古典研究を続けた西川寧は、青山杉雨に対し、真実の書家になるには、美しい文字を書くだけでなく、歴史や哲学、芸術全般に関しての素養をそなえていなければならない、と教えました。それにより青山杉雨は古典研究に励み、知性と知識に富み創造性にあふれた独自の書風を確立したのです。また、教育者としてたくさんの門人を育て、中国書法の普及にも尽力し、書道界に大きく貢献しました。

3.掛け軸作家「青山 杉雨」の生い立ちや歴史

青山杉雨は1912年、愛知県葉栗郡草井村大字村久野に生まれました。青山杉雨は幼い頃から書に触れ、従兄弟の夫であった大池晴嵐に4歳で師事します。本名は青山文雄で、杉雨は号。22歳より25歳までは東横百貨店に勤務し、その後書道塾を始めます。1942年からは西川寧に師事し、1954年には日展審査員となりました。1948年『李太白詩」で日展に初入選。1961年に謙慎書道会初代理事長に就任し、1983年には日本藝術院会員に選ばれます。1988年文化功労者に選出、1992年位は文化勲章を受章するなど高く評価されました。翌年の1993年、80歳のとき、肺炎で亡くなりました。

4.青山 杉雨の掛け軸作品の代表作一覧

萬方鮮(1977年)

5.青山 杉雨の掛け軸作品の買取査定ポイントのご案内

青山杉雨の作品は人気が高く、贋作も多いため、真作保証書などの鑑定書が付属していれば、積極的に買取が行われます。また、サイズが大きめなものであれば査定額が上がる傾向にあります。その他の査定ポイントとしては、汚れやシミなどがなく状態が良いか、共箱があるかどうかなどが挙げられます。

代表的な掛け軸作品の査定ポイント

状態が良いか
汚れやシミがないか
本人のサインがあるか
落款があるか
共箱があるか

6.青山 杉雨の掛け軸作品の取引相場や取引参考価格

青山杉雨の作品は、数は少ないもののネットオークションでも出品されています。落札価格は作品によってかなり変わります。過去の取引では、縦27cm横24cmの「徳』と書かれた色紙が22,000円で落札されていました。一方、縦58cm横94cmの「随流」と書かれた額は、270,000円という高額で落札されています。最高落札額は、350,000円。作品は「無礙」と書かれた縦26.8cm横36.0の額で、この作品には199件もの入札がありました。青山杉雨の作品は出来栄え、状態などより大きく価格が変わりますが、主に数万円から数十万円で取引されているようです。

7.青山 杉雨の掛け軸作品の買取についての情報まとめ

西川寧の教えにより、実作だけでなく古典研究にも尽力し、知性的かつ独創的な書風を確立した青山杉雨。様々な賞を受章し、文化功労者でもある杉雨の作品は、人気が高く数十万円の高額査定になることもあります。青山杉雨の作品がお手元にございましたら、ぜひご連絡くださいませ。

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