狩野 山楽(かのう さんらく)の作品を高価買取!掛け軸の査定ポイントを徹底解説!
1.狩野 山楽の作品を売りたいお客様へ
絵画の買取価格を決める際に重視されるのは、有名作家の作品かどうかです。名のある作家かどうかによって査定金額は大きく異なります。今回紹介する狩野山楽は安土桃山時代を代表する絵師ですから、本物であれば高値の付く可能性は十分あります。
このページの目次
2.狩野 山楽についての解説
狩野山楽は狩野派の絵師で養父でもある永徳を師事していました。永徳は狩野派の中でも随一の天才といわれています。大きなサイズの絵画を得意とし、力強い表現が印象的でした。この流れを狩野山楽も汲んでいます。晩年にかけては、古典や故実をベースにして知性的な表現力も身に着け、狩野派の中でも独自の画風を確立したと画談でも高く評価されています。
3.狩野 山楽の歴史
狩野山楽は浅井長政の家臣の子供として生まれましたが、その画才を認められてのちに狩野永徳の弟子になり、さらには養子にもなりました。のちに狩野派の中でも江戸に移って活動する者も出てきました。しかし狩野山楽とその弟子たちは京都にとどまって作品を発表し続けました。そこで彼らのことは京狩野と呼ばれるようになり、彼はその画派の祖とされています。徳川秀吉と秀頼の命により、御用絵師として大阪城の障壁画にも携わりました。
4.狩野 山楽の代表作
- 『龍虎図屏風』
- 『厳子陵・虎渓三笑図屏風』
- 『文王呂尚・商山四皓図屏風』
- 『牡丹図襖』
- 『聖徳太子絵伝』(1623年)
5.狩野 山楽の作品の買取査定ポイント
狩野山楽の作品を査定するにあたって本物かどうかはまず重視されます。額縁の裏にあるシールや落款などを見て確認します。続いて重視されるのは保存状態です。日焼けやシミ、破れなどがあるとどうしても買取価格は低下します。またサイズも査定金額を決めるポイントで、大きければ大きいほど買取価格は高くなる傾向が見られます。
代表的な査定ポイント- シールや落款の有無
- 保存状態
- 絵画のサイズ
6.狩野 山楽の作品の取引相場価格
狩野山楽の作品は本物であれば、結構な高値の付く可能性が期待できます。過去の売買実績を見ても、真作は数十万円単位の買取価格がついています。花鳥図【 竹鶴画 】で鑑定書付きの作品、表装185.1×49.3cmの大きさの作品で550.000円の値が付きました。楼閣山水図という肉筆物の古画で183.5×45.2cmで少々ヤケや虫食いのある作品で350.000円で売買された実績がありました。このように数十万円という価格で売却できる可能性があります。
7.狩野 山楽の作品の買取についてのまとめ
京狩野派を代表する人物の狩野山楽の作品は、高額で買取される傾向が見られます。重要文化財に指定されている作品もいくつかあって、もしそのようなものを所有していれば、さらなる高値も期待できます。お手持ちであれば、一度専門業者に査定に出してみませんか?
お手持ちの品物名や作者などご入力し検索をすると、品物の取引相場価格や品物情報などを閲覧する事ができます。