大典 顕常(だいてん けんじょ)の掛け軸買取を実施中!【SATEeee掛け軸買取】へ
1.大典 顕常の掛け軸作品をお持ちで売りたいお客様へ
大典顕常は江戸時代中期の禅僧・漢詩人です。相国寺では、日本初の茶経注釈書である「茶経詳説」を残しました。異才の画家であった伊藤若冲と信仰が深く、相国寺の襖絵などを画かせています。また木村蒹葭堂とともに、清国の『煎茶訣』を刊行し、日本に紹介するなど、詩作以外にも旺盛に活動していました。
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2.大典 顕常の掛け軸作品についての概要
大典顕常は、32歳で公務を辞して、漢詩や書に没頭する文人的な境地に達しました。大典顕常は和歌の教養も深かった為、古文辞派の詩風の中に、和歌の要素を取り込もうと試みました。仏教的な枠を飛び越えて自由で大胆な作風が特徴です。大典顕常は売茶翁の煎茶道に即し、煎茶道の精神を後世に伝える『売茶翁伝』を残しました。
3.大典 顕常の掛け軸作品の歴史や情報
大典顕常は、1719年(享保4年)に現在の滋賀県東近江市に生まれました。8歳で父と上京したの後に11歳で臨済宗に転じ、20代後半まで大潮元皓や宇野明霞に儒学の一派である古文辞学を学びました。儒学の師である明霞が亡くなった後に、師の遺稿を編集した『明霞先生遺稿集』として刊行します。32歳で住持の職を辞して、漢詩、書に身を投じて過ごす決断をし、43歳の時に代表作である『昨非集』を刊行した後、詩作と著述に励みました。53歳で相国寺住持に復職し、晩年は朝鮮外交の幕府顧問となって活躍しました。
4.大典 顕常の掛け軸作品の代表作一覧
- 昨非集(1761年)
- 萍遇録 (1764年)
- 大典禅師陀 (1806年)
- 小雲楼論語鈔説
5.大典 顕常の掛け軸作品の買取査定ポイントのご案内
由来や書付など、大典顕常の真作だということを裏付けるものがあれば査定価格は高くなるでしょう。また状態や仕立て、画題など、総合的な判断での査定となります。
代表的な掛け軸作品の査定ポイント- 保存状態は良好か(欠けなどはないか)
- 大典顕常本人の作であるかどうか(証明書や鑑定書があればなお良い)
- 作者の署名(銘)があるか
- 付属品は揃っているか(共箱・共布・栞などが残っているか)
- 軸や画の素材は何でできているか
6.大典 顕常の掛け軸作品の取引相場や取引参考価格
大典顕常の掛け軸などの作品はネットオークションなどでは真贋不確かなものでも、数千円程度から数万円で取引されています。模写とされる作品で画を狩野栄川典信、書を大典顕常、サイズは額寸縦約179cm×横約48.5cm、画寸縦約94cm×横約37cm、軸先が木とするものが5,750円で落札されています。大典顕常の真作であれば数万円での取引も期待できます。
7.大典 顕常の掛け軸作品の買取についての情報まとめ
大典顕常は、伊藤若冲などの画家への支援を続け、画に自身の書を添えた作品を多く残しています。真贋不確かなものでも、大典顕常の真作である可能性がある為、是非一度査定を検討されることをお勧めいたします。
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