近衛 信尹(このえ のぶただ)の掛け軸買取を実施中!【SATEeee掛け軸買取】へ

1.近衛 信尹の掛け軸作品をお持ちで売りたいお客様へ

近衛信尹は、安土桃山時代から江戸時代初期にかけての公卿です。近衛家18代当主で、官位は従一位・関白、准三宮、左大臣です。能書でも知られ、信尹の書は太い線と細い線を組み合わせた勢いのある筆線が特徴的です。近衛信尹の真作であれば数万円の値がつく可能性もあります。

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2.近衛 信尹の掛け軸作品についての概要

近衛信尹は、書道は青蓮院流を学び、さらにこれを発展させて一派を形成しました。近衛信尹の書は力強い豪快さが持ち味で、近衛流、または三藐院流と称されています。本阿弥光悦、松花堂昭乗と共に「寛永の三筆」としても高い評価を得ています。近衛信尹の遺作に連歌仲間の黒田孝高に宛てた書状が遺っており、美しい筆致で筑前福岡に移る孝高への惜別の情をしたためています。

3.近衛 信尹の掛け軸作品の歴史や情報

近衛信尹は幼い頃から武士に憧れており、豊富秀吉が朝鮮出兵の兵を起こすと、1592年12月に自身も朝鮮半島に渡海するため肥前国名護屋城に赴きました。しかしながら廷臣としては余りに奔放な行動であったことから、薩摩国の坊津に3年間配流となってしまいます。その間の事情を日記『三藐院記』に詳述しており、その記録は現在でも価値のある貴重な史料となっています。大酒を原因とする病に罹り薨去、50歳でした。

4.近衛 信尹の掛け軸作品の代表作一覧

  • 三藐院記
  • 三十六歌仙帖

5.近衛 信尹の掛け軸作品の買取査定ポイントのご案内

掛け軸の買取は、鑑定が難しいため知識や情報がないと損をしてしまう可能性があります。近衛信尹の作品も例外ではありません。まちがいなく近衛信尹の作品であることが証明できると高い買取が期待できます。さらに、キズやしみがない状態であればプラス査定が期待できるでしょう。

代表的な掛け軸作品の査定ポイント
  • 希少な作品であるか(欲しがる人が多いほど買取価格はあがります)
  • 傷み具合はどうか(保存状態が良好であれば評価額が高くなります)
  • 付属品の欠けはないか(共箱・共布・栞などが揃っているか)
  • 真作であるかどうか(証明書や鑑定書があればなお良い)
  • 作者の署名・落款(らっかん)があるか

6.近衛 信尹の掛け軸作品の取引相場や取引参考価格

国内のネットオークションで、近衛信尹の『茶人の言葉』が129,800円で取引されました。この掛け軸は約39.6㎝×約114.5㎝、軸先は倶利形金字銀粉蒔絵 表具は中廻し風帯は椿花合せ紋つむぎという条件で出品されたものでした。古書画のコレクターが大切にしていたもので、経年感はあるものの大きな傷みは見受けられず良好な状態であることから高値での取引になりました。

7.近衛 信尹の掛け軸作品の買取についての情報まとめ

近衛信尹は公家の名門・近衞家の当主でありながら、能書として近世初期に活躍しました。人気作家ゆえ贋作も出回っていることから、真作保証できることが重要なポイントです。鑑定書と付属品もあれば揃って提出すると高額査定に有利になるでしょう。