島田 元旦(しまだ げんたん)の掛け軸買取を実施中!【SATEeee掛け軸買取】へ
1.島田 元旦の掛け軸作品をお持ちで売りたいお客様へ
島田元旦は江戸後期に活動した絵師であり、鳥取藩に仕える藩士でもありました。寛政11(1799)年、幕府の蝦夷地調査に参加して『蝦夷紀行図譜』を記したことで知られています。南画の大家として知られる谷文晁の実弟でもあり、買取価格に期待ができるでしょう。
このページの目次
2.掛け軸作家「島田 元旦」についての概要
島田元旦(1778年~1840年)の青年期は、文晁が「寛政文晁」と呼ばれる最も充実した期間と重なっています。15歳年長の兄・文晁の大きな背中を見ながら、また漢詩人である父・麓谷や義兄・中田粲堂らの幅広い人脈に刺激を受けつつ、自らの画才を伸ばしていったと考えられます。元旦が20歳にして蝦夷地調査に加わったのは、おそらく幕命を受けた徳川御三卿のひとつ・田安家に文晁が仕えていた縁によるものではないかとされています。数百枚に及ぶ貴重な写生図を描き、後世に残る画業を示しました。
3.掛け軸作家「島田 元旦」の生い立ちや歴史
島田元旦は安永7(1778)年、田安家家臣・谷麓谷の次男として江戸で生まれました。別号に後素軒、嘯月、斎香、雪軒など、字を文啓、朝陽、通称は季充のちに寛輔としています。後に鳥取藩江戸留守居役の島田家の養子となり、島田姓を名乗りました。京都で円山応挙に師事し、応挙没後は南頻派を学んだとされています。寛政11年に幕府の命を受け蝦夷地調査隊に参加。また鳥取藩士としては江戸留守居役の要職を務め、河川の土木事業にも従事して治績を遺しました。晩年は鳥取で過ごしたそうです。天保11年没、63歳でした。
4.島田 元旦の掛け軸作品の代表作一覧
- 蝦夷紀行図譜(1799年)
- 毛夷武餘嶋図(1800年)
- 諸国名所図
- 菊に仔犬図
- 花鳥図
5.島田 元旦の掛け軸作品の買取査定ポイントのご案内
一番の査定ポイントは作品の真贋となりますので、真作を保証する極や書付などがあるとよいでしょう。また作品の内容や状態など、総合的な評価により価格が決定いたします。
代表的な掛け軸作品の査定ポイント- 島田元旦の確かな落款や印であるか
- 箱書や書付などがないか
- 何が描かれているか
- 保存状態は良好か
- どれくらいの大きさか
6.島田 元旦の掛け軸作品の取引相場や取引参考価格
島田元旦の作品はネットオークションで87,000円で落札された例がございました。紙本水墨の掛け軸作品で画題は『昇龍図』、サイズは掛け軸全体で190cm×39.5cm、本紙が98cm×28.5cm、状態は「本紙少オレ、少傷み有」と記されていました。
7.島田 元旦の掛け軸作品の買取についての情報まとめ
島田元旦が残した蝦夷地関係の絵画作品は、個人蔵も含めて各地に点在しているため、いまだその全容が把握されていません。研究者からは新たな発見が期待されています。もし島田元旦の作品をお持ちでしたら、ぜひ一度査定に出してみることをお勧めいたします。
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