高 奇峰(こう きほう)の掛け軸買取を実施中!【SATEeee掛け軸買取】へ
1.高 奇峰の掛け軸作品をお持ちで売りたいお客様へ
高奇峰は中国の現代画家です。嶺南画派創始者の一人であり、実兄の高剣父(こうけんふ)、陳樹人(ちんじゅじん)とともに「二高一陳」または「嶺南三傑」と称されました。豊かな才能を持っていた高奇峰でしたが、結核のため44歳で生涯の幕を閉じました。早逝が惜しまれるものの高奇峰は多くの作品を残しており、それらには多彩な魅力が凝縮されているため今も変わらず愛され続けています。
このページの目次
2.掛け軸作家「高 奇峰」についての概要
高奇峰(1889年~1933年)は広東省番禺の出身で、名は嵡、字は奇峰、号は天風桜です。兄は新文人画の第一人者とも言われる高剣父、弟も画家として活躍する高剣僧と、兄弟らとともに「嶺南画派」の中核を担いました。1906年には兄について東京へ行き、日本の絵画を学びました。
3.掛け軸作家「高 奇峰」の生い立ちや歴史
高奇峰は日本留学を終えると、兄を助けて上海で審美書館の経営と真相画報の刊行にあたりました。1925年には嶺南大学の名誉教授となり、また広州での美術館開設などに尽力しました。1933年国民政府がベルリンで開催する中国藝術天覽会の中国代表に任命されましたが、旅上で結核のため亡くなりました。公葬が執り行われ、現在高奇峰は南京棲霞山に葬られています。
4.高 奇峰の掛け軸作品の代表作一覧
- 寒猿戯雪
- 画猿
- 海鷹
- 白馬
- 雄獅
5.高 奇峰の掛け軸作品の買取査定ポイントのご案内
豊かな才能にたゆまぬ努力を重ねた、高奇峰。どの作品も重厚な筆勢と気迫に満ちており、価値が高いため高額査定の可能性があります。保存状態が良いとさらに高額買取できる可能性があります。
代表的な掛け軸作品の査定ポイント- 真作であるかどうか(証明書や鑑定書があればなお良い)
- 作者の署名・落款(らっかん)があるか
- シミ汚れ、欠けなどがなく保存状態は良好か
- 素材の質、種類
- 付属品の欠けはないか(共箱・共布・栞などが揃っていれば査定額は上乗せできます)
6.高 奇峰の掛け軸作品の取引相場や取引参考価格
高奇峰が1927年に制作した『怒獅』が、2014年の香港のオークションにて1,564万香港ドル(約2億1千万円)にて落札されました。この『怒獅』は高奇峰が得意とする力強い筆使いで描かれており、目の前に本物の猛獣がいるかのように真に迫った作品として高く評価されました。さらに保存状態が良好、また真作であることが証明されたことも査定額に反映されたといえるでしょう。
7.高 奇峰の掛け軸作品の買取についての情報まとめ
高奇峰は日本留学中、田中賴璋に学びました。西洋画における色彩学と光学の理論を中国画に取り入れ、墨の濃淡の変化によって光と影が表現する技力の高さが魅力です。高奇峰の作品は市場需要が高く、高額査定を狙うのであれば作品の保存状態や付属品の有無について確認しておくことをおすすめします。
その他の掛け軸について
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