王 一亭(おう いってい)の掛け軸買取を実施中!【SATEeee掛け軸買取】へ

1.王 一亭の掛け軸作品をお持ちで売りたいお客様へ

王一亭は清末民初に活躍した実業家・書画家・銀行家・政治家です。上海実業界の有力者となり多くの要職を兼任するかたわら、学徒の時代から書画熱が高じ、画家としても名を馳せました。人物画、花鳥画、仏画の制作に邁進し優れた業績を残しました。また、熱心な仏教徒であり、晩年はほとんど毎日仏像を画くことに専念したと言われています。親日家であり、関東大震災(1923年9月1日)の折には多額の見舞金を贈るなど両国の友好に寄与しました。日本に友人が多かったことから、王一亭の作品は日本にも多く残っており高額査定できる可能性があります。

このページの目次

2.掛け軸作家「王 一亭」についての概要

王一亭(1867年〜1938年)は、名は震ですが、字の一亭で知られ、法名は覚器。号は梅花館主、海雲楼主、白龍山人。商売に成功して得た豊富な財力に加え、画を売って得た所得の殆どを寄付するなど慈善事業に熱心な人物でした。梓園を建てそこに広く名画をコレクションしましたが、後に散逸しました。1929年6月、太虚大師と上海で中国仏教会を設立し世界の仏教徒の協力の必要性を説き、仏教界の革新・粛正を企図しました。同会の執行委員兼常務委員、以後は仏教学出版社の理事長、世界仏教居士林の副林長、林長を歴任しました。

3.掛け軸作家「王 一亭」の生い立ちや歴史

中国近代の実業家、書画家である王一亭。若くして商売に成功しただけでなく、芸術家としては古い因習に捕らわれない大胆な筆使いで、意欲的な表現の作品を数多く描きました。また、仏教に深く帰依したことから、仏画にも優れた才能を発揮しました。清代最後の文人といわれ、詩・書・画・篆刻に精通した呉昌碩(ごしょうせき)とは師友関係であったことも知られています。王一亭による呉昌碩の作品模写は呉昌碩本人が認めるほどの実力で、その腕前から呉昌碩自身が注文に応じることができない時には王一亭が代作をしていたというエピソードも残されています。

4.王 一亭の掛け軸作品の代表作一覧

  • 白龍山人詩稿
  • 王一亭書画集
  • 孔子哲学

5.王 一亭の掛け軸作品の買取査定ポイントのご案内

掛け軸の買取は、鑑定が難しいため知識や情報がないと損をしてしまう可能性があります。王一亭の作品も例外ではありません。まちがいなく王一亭の作品であることが証明できると高い買取が期待できます。さらに、ギズやしみがない状態であればプラス査定が期待できるでしょう。

代表的な掛け軸作品の査定ポイント
  • 真贋(本物)かどうか・・サインや落款が確認できるか、いつの時代の作品であるか
  • 保存状態は良好か(補修せずにそのままお持ちください)
  • 市場価値はあるか・・・有名作家の作品なら多少劣化していても高値が付きます
  • 掛け軸の素材の質、種類
  • 付属品の欠けはないか(共箱・共布・栞などが揃っているか)

6.王 一亭の掛け軸作品の取引相場や取引参考価格

真筆であることが保証された王一亭の画は、オークションにて457,440円で落札されました。書道具(硯板)も351,000円という高値がつきました。王一亭は日本国内で人気と需要があるため、模写でも30,000円程度で取引されます。真贋鑑定がなされた作品であれば100,000円程度が相場になっています。

7.王 一亭の掛け軸作品の買取についての情報まとめ

上海を中心に活動した実業家・銀行家として著名である一方、芸術家としても才能を発揮した王一亭。花卉を好み、花鳥画・山水画・人物画いずれにも精通し、晩年の作品には仏画を多く残しました。気品のある彼の作品は現代でも人気があります。王一亭の掛け軸は描写力の高さにも定評があり、真作の肉筆画であれば高値がつく可能性があります。

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