翁 同龢(おう どうわ)の掛け軸買取を実施中!【SATEeee掛け軸買取】へ
1.翁 同龢の掛け軸作品をお持ちで売りたいお客様へ
翁同龢は清末の政治家・書家です。首席で進士に合格、栄進して戸部尚書や軍機大臣を歴任するなど中仏戦争・中日戦争・戊戌変法の期間に重要な役割を果たした重臣でした。有能な政治家でありながら、詩詞や書画の造詣も深い人物で、翁同龢の書法は今でも「同光書家第一」と高く評価されています。翁同龢の作品は史料価値が極めて高いので、高額査定になる可能性があります。
このページの目次
2.掛け軸作家「翁 同龢」についての概要
翁同龢(1830年〜1904年)は江蘇省常熟出身、字は叔平、号は松禅。晩年は瓶庵居士と号しました。1856年に状元(じょうげん)となり、同治帝と光緒帝の師傅(しふ)を務め、帝師という立場から皇帝の政治思想に深い影響を与えました。皇帝の信任を得る一方、西太后派とは対立し、変法自彊運動の失敗によって失脚、解任帰郷を命じられました。翁同龢が当時のことを綴った『翁文恭公日記』は晩清50年間の政治生活を研究する上で貴重な史料です。
3.掛け軸作家「翁 同龢」の生い立ちや歴史
翁同龢は書の分野においては唐時代の書家である欧陽詢(おうようじゅん)や顔真郷(がんしんけい)、さらには宋時代の蘇軾(そしょく)などをよく研究していました。様々な書家から学んだ翁同龢の書風は力強さと穏やかさとを兼ね備えた独特さが特徴です。翁同龢は手稿をたくさん残しています。とりわけ翁同龢が兪樾(ゆえつ)・徐用儀(じょようぎ)など有名人や翁一族の人々に送った書信は、内容が政治経済、軍事、法律、教育、変法などの多岐にわたり、史料価値が極めて高いだけでなく書道作品としても価値があります。
4.翁 同龢の掛け軸作品の代表作一覧
- 瓶庵詩稿
- 行書八言聯
- 翁文恭公日記
- 翁文恭公軍機処日記
5.翁 同龢の掛け軸作品の買取査定ポイントのご案内
翁同龢の作品は人気が高いだけに昔から、工芸印刷、手彩色の木版画といった偽物も多いです。鑑定が非常に難しい作家ですが、日本の百貨店や画廊などで目録や証明書付きで購入された作品であれば価値が保証されています。まずは翁同龢本人の真作であるかどうかが大きなポイントです。また保存状態は良いか、制作された年代やタイトルがはっきり分かっているかなどの一般的な骨董品の査定基準ポイントもあてはまります。
代表的な掛け軸作品の査定ポイント- 翁同龢本人の作であるかどうか(証明書や鑑定書があればなお良い)
- 作者の署名(銘)があるか
- 保存状態は良好か(欠けなどはないか)
- 軸や画の素材は何でできているか
- 付属品は揃っているか(共箱・共布・栞などが残っているか)
6.翁 同龢の掛け軸作品の取引相場や取引参考価格
国内外の政治家、文化界に大きな影響を与えた翁同龢の作品は現在、非常に高値で取引されています。模写の掛け軸でも3万円を超えて落札されるなど、他にも様々なオークションにて高額出品されています。
7.翁 同龢の掛け軸作品の買取についての情報まとめ
筆まめだった翁同龢は亡くなるまでに膨大な日記や書簡を残しています。記述は政務記事が主ですが、自身の日々の心情や人との交流のようすも細やかに記されているため、歴史資料として価値が高いです。そのため翁同龢の掛け軸は日常的な調度品としてでなく芸術品として取り扱われます。蔵や押し入れで眠らせたままの掛け軸があれば一度査定に出されてみることをお勧めします。
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