天野 方壷(あまの ほうこ)の作品を高価買取!掛け軸の査定ポイントを徹底解説!

1.天野 方壷の作品を売りたいお客様へ

日本画の中でも有名作家の描いた作品であれば、時として高値で取引される可能性があります。その中でも今回紹介する天野方壷は、資料などはあまり多くないものの画壇では広く知られた有名な作家です。作品によっては高額で売却できるかもしれません。

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2.天野 方壷についての解説

天野方壷は幕末から明治初期にかけて活躍しました。旅絵師として活躍したこともあって、それぞれの地方の景色を描いた作品が中心です。肥後や肥前をはじめとして周辺各地を回った後で、中国にも渡りました。中国を回ったのち、長崎に戻ってさらに九州各地を周遊しました。このような遊歴の生活は晩年まで続けたとされています。

3.天野 方壷の歴史

天野方壷は1828年に現在の愛媛県にあたる伊予国の三津浜に生まれました。ちなみに本名は天野橘といいます。彼は日本画をいろいろな師匠に付き学んでいきました。はじめは森田樵眠に弟子入りしました。その後京都に移って、中林竹洞や貫名海屋、日根対山にも学びます。さらに江戸に移動すると、今度は椿椿山の教えも受けています。このようにキャリアを積み、内国絵画共進会などで活躍します。明治時代になると、京都府画学校に赴任し、後進の指導に当たったこともありました。

4.天野 方壷の代表作

  • 山水
  • 百童
  • 興居島古和田山海之図

5.天野 方壷の作品の買取査定ポイント

日本画の査定ポイントとして、まず誰が描いた作品かが重視されます。天野方壺は画壇でも有名な作家ですから、高値のつく可能性は大いにあります。そのほかには付属品の有無についてもチェックされます。箱や額縁など付属品があれば、すべてセットで買取に出したほうがいいです。また保存状態がどうかも重視されます。汚れやシミがついているとマイナス査定になりがちです。

代表的な査定ポイント
  • 作家の著名度
  • 付属品の有無
  • 保存状態

6.天野 方壷の作品の取引相場価格

天野方壷の作品は時折ネットオークションをはじめとして、取引されています。過去の売買事例などを見てみると、2万円前後の値で取引されています。実際にあった取引実績を見ると、塔山水人物画賛という紙本肉筆の作品の出されたことがありました。軸丈で見ると210×72cmのサイズで18,000円という値が付きました。ちなみにこちらの作品、本紙の薄汚れ、巻シワが多少ついているとのことでした。保存状態がもう少し良ければ、さらに高値で売却できたかもしれません。

7.天野 方壷の作品の買取についてのまとめ

天野方壷に関する資料は少なく、ミステリアスなところがありますが一方で現在でも根強い人気があります。もし売りに出せば数万円程度の値のつく可能性はあります。自宅で保管していて不要であれば、専門の買取業者に査定に出してみませんか?