有栖川宮 熾仁親王(ありすがわのみや たるひとしんのう)の掛け軸買取を実施中!【SATEeee掛け軸買取】へ

1.有栖川宮 熾仁親王の掛け軸作品をお持ちで売りたいお客様へ

有栖川宮熾仁親王は、江戸時代後期から明治時代にかけての日本の皇族、政治家、軍人です。明治維新後、有栖川宮熾仁親王は陸軍軍人として明治天皇を支え、王政復古による天皇中心の明治政府樹立において政務を統括する最高官職である三職の総裁を務めました。

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2.掛け軸作家「有栖川宮 熾仁親王」についての概要

有栖川宮熾仁親王は陸軍の軍人らしく、趣味は馬術と狩猟、そして刀剣のコレクションでした。また園芸を愛したことでも知られ、維新前はナデシコ、明治になってからはカーネーションなどの栽培にそれぞれ熱を傾けました。当時の公家社会の基本的教養であった書道、歌道にも精通していました。

3.掛け軸作家「有栖川宮 熾仁親王」の生い立ちや歴史

有栖川宮熾仁親王(1835年〜1895年)は号ははじめ泰山、のちに霞堂、階級は陸軍大将大勲位功二級です。明治天皇の信任が厚く、1882年にはロシア帝国の旧首都モスクワで行われたアレクサンドル3世の即位式に天皇の名代として出席し、帰路には欧州諸国とアメリカ合衆国を歴訪したという記録が残っています。

4.有栖川宮 熾仁親王の掛け軸作品の代表作一覧

  • 事成自同
  • 大神山神社の扁額

5.有栖川宮 熾仁親王の掛け軸作品の買取査定ポイントのご案内

政府要職を歴任したは有栖川宮熾仁親王の作品は人気が高いだけに昔から、工芸印刷、手彩色の木版画といった偽物も多いです。鑑定が非常に難しいですが、日本の百貨店や画廊などで目録や証明書付きで購入された作品であれば価値が保証されています。まずは有栖川宮熾仁親王本人の真作であるかどうかが大きなポイントです。また保存状態は良いか、制作された年代やタイトルがはっきり分かっているかなどの一般的な骨董品の査定基準ポイントもあてはまります。

代表的な掛け軸作品の査定ポイント
  • 有栖川宮熾仁親王本人の作であるかどうか(証明書や鑑定書があればなお良い)
  • 作者の署名(銘)があるか
  • 保存状態は良好か(欠けなどはないか)
  • 素材は何でできているか
  • 付属品は揃っているか(共箱・共布・栞などが残っているか)

6.有栖川宮 熾仁親王の掛け軸作品の取引相場や取引参考価格

有栖川宮熾仁親王の作品の買取相場価格は、約2万円から10万円ほどとなっています。国内のネットオークションで出品された有栖川宮熾仁親王の書は2万円で落札されました。この作品は9.6cm×5cm、絹本、肉筆という条件で出品されていました。保存状態は良好でしたが真贋不明な作品として取り扱われました。有栖川宮熾仁親王の真作であることが証明できる作品であればより高額な価格で取引されるでしょう。

7.有栖川宮 熾仁親王の掛け軸作品の買取についての情報まとめ

有栖川宮熾仁親王は家伝の有栖川流書道を学びましたが、額字などは有栖川流とは大きく異なる独自の書風を確立したことで有名です。有栖川宮熾仁親王の揮毫は1883年開通した鐘ヶ坂隧道に残る『事成自同』や神社の扁額などで見ることができます。

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