淡川 康一(あわかわ こういち)の掛け軸買取を実施中!【SATEeee掛け軸買取】へ

1. 淡川 康一の作品を売りたいお客様へ

淡川康一は経済学と地理学の専門学者ですが、一方で禅画研究家および収集家としての顔もあります。自ら描いた作品が多々あり、専門家の間でも注目を集めています。日展に登場する事はさすがにありませんが、著書がいくつか出版されています。今回は禅画家淡川 康一の軌跡を追います。

このページの目次

2. 淡川 康一についての解説

淡川康一は1902年明治35年京都生まれ、昭和35年に没するまで経済学者および、地理学者として生きた人です。適軒、後菴、淡庵、古西軒といった号もあり、肉筆紙本を多く残しました。本格的に絵を学んだ形跡はなく、禅画の研究と収集をしていく過程で、生まれた作品が多々あります。経済および地理学の専門書以外に、禅画研究に関連した本も多く出版しています。禅画の指南書もあり思い入れの深さを思わされます。

3. 淡川 康一の歴史

淡川康一は現在の京都市立西京高等学校卒業後、名古屋の商業専門学校を経て京都帝大経済学部へ進学、立命館大学および大阪学院大学の教授を歴任しているので、生粋の経済学者です。どのタイミングで禅と出会ったのか詳細は不明ですが、禅画の研究と収集に没頭し指南書まで発行するほど、その魅力に取りつかれていきます。業界ではちょっとした有名人です。本人肉筆の禅画がネットオークションで、時たま取引されていますが、なかなかの高評価で、異色の日本画家として注目度も高いです。

4. 淡川 康一の代表作

  • 達磨図
  • 掃葉図

5. 淡川 康一の作品の買取査定ポイント

淡川康一は絵描きではないので、経歴には通常”禅画研究家”と記されています。真作以上に模写に高額査定額がついているかと思いきや、数100円の評価がついている事もあり、評価が一定していません。研究家としての顔は定着しているので、淡川康一著書で読み終わったものがあれば、出品してみるのも手です。出品されている物の多くが晩年に近い時期のものであり、研究が大詰めを迎えるのと同時に、知られるようになった軌跡をうかがい知る事ができます。

代表的な査定ポイント
  • 商品の状態
  • 箱の保管状態

6. 淡川 康一の作品の取引相場価格

江戸時代中期に実在していた仙厓義梵という僧侶が描いた、牛馬画賛の模写に7万円以上の評価がついています。サイズは169センチ×44センチの掛け軸で、軸先が骨です。模写の完成度が高い紙本であり、極箱が淡川康一で、二重箱である点に注目です。淡川康一 肉筆書画には120円の評価がついています。サイン在で落款の 紙本および 軸装で、掛け軸です。比較的評判が良い淡川康一真作の掛け軸で、5500円の値札がついたものがあります。”寿老人図”は紙本で共箱です。サイズは147.5センチ×24センチの縦長で美品です。

7. 淡川 康一の作品の買取についてのまとめ

異色の日本画家として知られる淡川康一の作品は模写・肉筆関係なく、安いものは100円程度のものから、4万円、6万円、7万円と査定幅が広いので、予測のつきにくさがあります。模写でも高評価がつく事もありますから、まずは査定してもらった時点で考えた方が無難です。