梅翁軒 永春(ばいおうけん えいしゅん)の掛け軸買取を実施中!【SATEeee掛け軸買取】へ

1.梅翁軒 永春の掛け軸作品をお持ちで売りたいお客様へ

梅翁軒永春は、江戸時代に活躍した浮世絵師で、師系や生没年は不詳です。懐月堂派風の作風に近いとされ、作画期の推論から懐月堂派の亜流というよりは、独立した絵師だったのではないと言われています。肉筆美人画を得意としており、現存している作品はシカゴ美術館などに所蔵されているほどに歴史的評価のある作家です。

このページの目次

2.梅翁軒 永春の掛け軸作品についての概要

梅翁軒永春は、懐月堂派と推測されていますが、永春の作風は描線が懐月堂派の作家よりも弱く、独立の絵師だったという見立てもあります。永春の作画期については、作品の題材や作風により考察されており、一説には、1700年〜1701年頃(元禄13年〜14年頃)よりも以前だっととも推論されています。永春が描く立美人図は、九頭身ほどもある姿態が伸びやかに表現されており、優雅で落ち着いた画風だと評されています。

3.梅翁軒 永春の掛け軸作品の歴史や情報

梅翁軒永春は、江戸生まれですが生没年が不詳とされています。姓は長谷川、名は春信、号は梅翁軒・梅峯軒・永春、後に光信、光春とも号しました。永春は肉筆浮世絵を得意としていた作家で、懐月堂派風の絵師の中では最も美人画の作品数が最も多いことで知られています。永春の作品は画題の幅が広いことと、落款の上に「日本画」と冠していることが特徴的です。1704年(宝永元年)から翌春にかけて『月次遊戯図巻(江戸十二月年中行事絵巻)』を残しており、懐月堂派の亜流というよりは、同時期か先行している作家だったのではないかと考えられています。

4.梅翁軒 永春の掛け軸作品の代表作一覧

  • 立姿美人図
  • 美人立姿図
  • 遊女と禿図(1725年)
  • 蚊帳美人
  • 月次遊戯図巻

5.梅翁軒 永春の掛け軸作品の買取査定ポイントのご案内

由来や書付など、梅翁軒永春の真作だということを裏付けるものがあれば査定価格は高くなるでしょう。また状態や仕立て、画題など、総合的な判断での査定となります。

代表的な掛け軸作品の査定ポイント
  • 梅翁軒永春の署名(銘)があるか
  • 梅翁軒永春本人の作であるかどうか(証明書や鑑定書があればなお良い)
  • 保存状態は良好か(欠けなどはないか)
  • 軸や画の素材は何でできているか
  • 付属品は揃っているか(共箱・共布・栞などが残っているか)

6.梅翁軒 永春の掛け軸作品の取引相場や取引参考価格

梅翁軒永春の掛け軸などの作品はネットオークションなどでは真贋不確かなものでも数千円程度から数万円で取引されています。模写作品でも例えば『楼閣美人図』という作品では、サイズが全体寸縦約195cm×横約63.5cm、本紙寸縦約112cm×横約49.5cm、「軸先が木」、作品状態は「本紙に少しイタミ、シミ有りとするものが、42,000円で落札されています。

7.梅翁軒 永春の掛け軸作品の買取についての情報まとめ

梅翁軒永春の作品はシカゴ美術館や出光美術館、ミネアポリス美術館などに所蔵されており、歴史的価値が認められています。美人画を得意としており、真作であれば高値の買取にも期待できるでしょう。永春の作品を所有されている方は、是非一度査定を検討してみてはいかがでしょうか。